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軽自動車の事故は絶えずしかも死亡という結果がつきまとう車と考えてしまいます。
ニュース等で観る度に車の原形がわからないほど痛ましさを感じる方は多いのではないでしょうか。
環境にやさしいアイドリングストップなど普及しボディや内装にも様々な工夫が加わり日本でこそ人気ある「軽自動車」。
安全基準はどうなっているのか。
軽自動車と普通乗用車が正面衝突し軽自動車を運転していた男性76歳が死亡、乗用車の運転手40歳男性は軽傷であった事故、軽自動車は本当に危険なクルマなの?軽自動車の安全基準を調べてみました。
奥が軽自動車、手前が普通乗用車。
ASV+++獲得した車種
自動車アセスメント(JNCAP)は1995年から日本で市販されている自動車の安全性を評価しております。
日本はJNCAP、アメリカでは(NCAP)と言い1979年から評価しております。
2019年度に選ばれたのは?
メーカー:ホンダ
車種:N-BOX / N-BOX カスタム
予防安全性能評価で最高ランク、新・安全性能総合評価「JNCAPファイブスター賞」も受賞。
先進安全自動社(ASV)とは、進んだ技術を取り入れ、運転手(ドライバー)の運転を安全に支援するシステムを搭載した車。
1991年(平成3年)から進められているプロジェクト。
N-BOX / N-BOX カスタムは「ASV+++」評価、安全性が高い車と発表されてます。
ちなみに評価の「+++」内訳です。
2018年度までは「ASV」の最高得点は126点でした。
2019年度より『被害軽減ブレーキ試験、夜間(街灯なし)』という条件が加わり得点141点に変更されました。
「ASV+」:12点を超えると表示可能
「ASV++」:46点を超えると表示可能
「ASV+++」:86点を超えると表示可能
N-BOX / N-BOX カスタムは、129.2/141点「ASV+++」ですから安全な車だと考えられます。
2016年度は最高71点。
2017年度は最高79点。
2018年度は最高126点。
2019年度は最高141点。
点数で安全性や安全機能がみえるのは便利です。
安全という部分にこれからも機能が追加されてゆくはずですが、果たして軽自動車の安全は本当は事故に遭遇した場合大丈夫なのでしょうか。
軽自動車の安全性
2019年10月に消費税が10%となり、年間500万台を超えていますが前年比と比べてみると1.5%減となり519万5216台が新車購入されています。
国内で毎月販売されている新車のうち36%から38%は軽自動車だという。
軽自動車の衝突安全性能は、衝突した場合された場合はボディを潰し乗員を守ることが前提ですが、軽自動車の長さと広さが普通乗用車に比べ小さい。
ぺちゃんこになる軽自動車を想像してしまいます。
トラック > 大型乗用車 > 普通乗用車 > 軽自動車
軽自動車は1976年1月に規格改定。
長さ:3.2m
幅:1.4m
高さ:2.0m
排気量:550CC
このときは「排ガス」が影響し変更となります。
1990年1月も改定。
1998年10月にも規格が改定。
長さ:3.4m
幅1.48m
高さ:2.0m
排気量:660CC
こちらも「排ガス」規制で変更、2020年になっても現行のままです。
この規格より少し小さめで販売されてます。
この時点で軽自動車も普通車と同等の「安全衝突基準」を採用しますが、規格が変わらなければ、やはり衝突時に吸収できる部分が小さいと感じる方も多いはず。
ここで進化してきた機能を掲げます。
<安全運転支援機能>
・横滑り防止機能
・近接センサー
・周辺カメラ(コーナーセンサーやカメラ)
・アンチロックブレーキ
・トラクションコントロール
<予防安全機能>
・車線逸脱抑制検出装置
・後方視界の情報
・高機能前照灯
・ペダル踏み間違いによる時加速抑制
・被害軽減ブレーキ
これかも装置は安全に向け追加されるはずですが、規格変更しない限り軽自動車の安全性は衝突された時難しいのではと考えてしまう。
広さ長さを変更しない限り、安全性は普通車にくらべ劣る。
規格改定が必要ではないでしょうか。
報道される度にくしゃっとなった車は「また軽自動車」となるのが残念。
安全性確保は規格変更!だと思うのです。
これから購入を考えている方は、軽自動車は安全機能が追加されますが、普通車より劣ることだけは理解しておくことが必要、重要だと思います。
尚、販売されている軽自動車は、衝突テストをクリアした上で販売されてます。
チャイルドシートおすすめは?
独立行政法人「自動車事故対策機構」では新規のチャイルドシートも実験をしておりさらに評価しています。
おでかけする際、購入を考えている方は、この評価を参考にすると便利だと思います。
機種ごとにわかれおり、クリックすれば動画もありイメージができます。
現行モデルでオススメなのは?
(クリックすると公式サイトへ)
2019年7月発売され、平成30年度の前面衝突試験、国土交通省とNASVAによるもの。
最高評価「優」を獲得しているからです。
1歳(体重9Kg)から11歳(体重36Kg)までが使用でき優れてます。
注意したいことは「取り付け可能な車種なのか」です。
取り付け可能なのか「こちらをクリック」すると「メーカー・車種・タイプ・型式・年式」を選択すれば判定してくれます。
海外には輸出される数は少ない
軽自動車は日本規格のため、あまり海外では販売しておりません。
日本では税金が安くすむというメリットがありますが、海外では税金が安いということにはならないためです。
狭い道路が多い日本とは違い、道路も広々とした環境であるためともいわれてます。
州にもよりますが、アメリカでは安全基準、環境基準を満たしておりません。
アジア圏なら需要はあるようです。
おわりに
軽自動車は本当に危険なクルマなのか。
そうならない為に開発中ではないでしょうか。
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