通潤橋【熊本県】観光目的は日本最大級の石造りアーチと放水が見所!完成はいつ?注意したいこと!杖やベビーカー・車椅子でも観光はできる
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知恵と技術で造られた通潤橋(つうじゅんきょう)は、熊本県上益城郡山都町(くまもとけんかみましきぐんやまとちょう)にある石造りのアーチ橋です。
日本最大級の石造りアーチ橋として熊本県の観光名所で賑わいを感じたいのですが。
ご存知のとおり、地震や豪雨で通潤橋が一部崩落し復旧を目指しているところです。
2019年9月に訪れた段階では名所なのですが、ひっそり感が漂う雰囲気を感じたのも記憶にあります。
やはり「工事中」が気持ちも半減しているものだと感じた部分です。
復旧後の放水が一番期待するものでしょう。
工事中ではありますが通潤橋の魅力を、注意したいこと通常観光と杖やベビーカー・車椅子目線でご紹介したいと思います。
放水が観られるのはいつ?
復旧予定は、令和2年(2020年)3月末を予定だそうです。(山都町役場発表より)
放水は2020年4月からを予定。
実際に表示されている看板もそのように書かれていました。
(タップすると画像が大きくなります)
熊本地震(2016年4月14日)で本来なら2018年に復旧を終える予定でしたが、2018年5月7日の豪雨で石垣が一部崩落、復旧作業中となっております、応援しております頑張ってください!
昔ながらの工法で修理するため、費用は約2億5千万円にもなるそうですよ。
放水された場合、いつでも放水されてるわけではないので、注意が必要です。
どこから観るのが一番よいのか?
復旧作業期間は、通潤橋の北側に展望台が設置されてます。
オススメは、ここになり約40名が見学できるスペース、内部構造が見れるのもおすすめポイントになります。
ただ、この展望台へ行くにはかなり登らなくてはならないので、断念しました。
通常「道の駅駐車場」からの場合は、通潤橋のわきにあるルートで登れるのですが、工事中は「全面通行止」となっております。
2020年4月以降はここから階段で登れるはずなので、見下ろす、眺望、棚田風景が味わえると思います。
まずは画像のようにこのあたりでしょうか?ここから眺める・観るのがオススメ場所です。
通常なら直進して橋のわきに階段があり上まで登れるようになっています。
(訪れた日は通行止)
通潤橋の右側部分が工事中の部分です。
にぎわう観光の姿は以前の写真でも確認できます。
放水があると迫力というか、インパクトを感じます、上を歩いてみたい気分になりませんか。
工事中は画像のように登れないので引き返すコースとなります。
道が二つに分岐されているので、小高い山のほうへ進みます。
こちらが小高い山?階段があります。
手前の柵(来た道)がある道を戻ると、正面の小高い山ルートがあるので登ると、展望台、見晴台へと行けます。
この展望台は、評判がよいそうですが工事完了後は残す?撤去?公表されておりません。
引き返す前に、建設者の布田保之助(ふたやすのすけ)さん像があるので、一緒に記念撮影するのもオススメです。
気をつけたいのが、このように暗い9月5日午前10時ごろでは日差しが当たらず、微妙な撮影となってしまった。
石造りの伝統、復旧作業を見守ってくれている感じでした。
あと、通潤橋の下を流れるこの五老ヶ滝川(ごろうがたきがわ)には鯉がいるので癒しになると思います。
道の駅にある駐車場前の物産館には鯉のエサが販売されています。
ニジマスもいるそうですが、確認できませんでした。
どこに停める駐車場
工事期間中は、上にある駐車場(通潤橋・五老ヶ滝)からは立入禁止で入れません。
下記地図では、トイレに目印つけました、上にある駐車場がここになります。
では、どこに駐車すればよいのか?
工事期間中は【道の駅駐車場】を目指して利用してください。
下記の地図が駐車できる場所になります。
目印はバス駐車場ですが、周囲に普通乗用車が停められるスペースがあります。
駐車料金は無料ですが、数に限りがあるので注意が必要です。
大型:18台
普通:136台
EV充電器:AC100V AC200V
少しだけ歴史にふれてみた
1854年江戸時代に架けられた水道橋。
山都町のシンボルでもあり、観光スポットとなったようです。
五老ヶ滝川の谷に造られらのがこの橋で、白糸大地に水を流すため架けられたそうです。
白糸台地は、水に恵まれなかったのがこの水道橋を架ける理由だとか。
約100haの水田を潤す機能だそうです。
橋の長さ:75.6m
橋の高さ:20.2m
橋の幅 :6.3m(ガードがないので落ちないよう注意)
石造りでアーチ状の橋は国の重要文化財「1960年(昭和35年認定)」されてます。
食べ物:(通潤橋カレー)
道の駅内にあるレストランで、2018年11月1日より通潤橋カレー(900円)で提供しています。
季節のフルーツとデザート付き。(消費税8%)
放水が被災のためできないため、山都町観光協会が考案したもの。
通潤橋カレー
¥900 pic.twitter.com/5RCWkeKku2— 喜多 毅 (@takeshikita0408) 2019年6月1日
食材の大半は、山都町産で取れたものを使用し、イノシシと鹿の肉のミンチを使用しているそうです。
ルーは7種スパイスとココナッツミルク、辛さの中に甘味があると評判のようです。
お食事処いしばし:午前11時~午後3時
定休日:12月31日~1月1日
その他にも、おみやげコーナー(物産館)もあります。
物産館:午前9時~午後5時
定休日:12月31日~1月1日
道の駅住所:熊本県上益城郡山都町下市184-1
道の駅問い合わせ:電話 0967-72-4811
時間があったら立ち寄りたい場所
通潤橋の通る水の分岐点でもある「通潤用水小笹円形分水(つうじゅんようすいおざさえんけいぶんすい)」です。
円形の形をした分水設備ですが、何と7:3割合で分水させており、7割が通潤橋へ割り当てて送水しているそうです。
残りの3割は、野尻・笹原地区へ送り、どっしりと周囲の環境にもなじんでおり設置されてます。
所在地は、〒861-3788 熊本県上益城郡山都町小笹に位置しており、通潤橋との距離はどのくらいのなのか?
道路右側に見えるのが、円形分水です。
地図からの距離ですと、5.7KM、車ですと渋滞なしで12分という場所にあります。
トイレも完備されており、観光には適した場所ではないでしょうか?
通潤橋の放水のスケジュール再開情報、問い合わせ先
名 称:一般社団法人 山都町観光協会
所在地:〒861-3513 熊本県上益城郡山都町下市 184-1
電 話:0967-72-3855
通潤橋イベントスケジュール
1月:通潤橋新春祭り(2019年)
5月:新茶祭り(2019年)
5月:お田植祭㏌通潤橋(2019年)
名 称:山都町 山の都創造課
所在地:〒861-3592 熊本県上益城郡山都町浜町6番地
電 話:0967-72-1111
気をつけたいこと
気をつけたいのが道の駅、通潤橋駐車場入口です。
カーナビにまかせて運転していましたが、見通しが悪く通過してしまう可能性があったのでご紹介しておきますね。
信号機「山都町下市」県道180号を通過すると、左右にお店や民家が並んでおります。
Googleストリートビューで確認します。
信号機を通過した場面です、このまま直進して左折すれば「道の駅 通潤橋」になります。
藤乃家さんを目印としていればよかったのですが、カーナビだけだと少し通過してしまう可能性があります。
左に藤乃家さんの看板があります、直進し先へ進むとどうなるのか?
確認してみます。
すぐに左折となります、おっとっと減速して左折という行動になりますので、巻き込み、後方からの衝突などご注意ください。
左折後、すぐに右折して駐車場もありますが、大型車も含めた駐車場です。
ここは少し遠いです。
一番オススメの駐車場は、左折後、道なり進み下りながらS字カーブ後に現れる駐車場が一番近く便利です。
上から見下げた画像↑では、川沿い側に駐車している車があります、ここがオススメとなります。
通潤橋放水受付所、通潤橋、物産館(おみやげ・食事・エサ)、トイレ(WC)も近くて便利です。
電気自動車の充電できる駐車場もこちらになります。
ここの駐車場からも通潤橋の眺めは○です。
バス駐車場から眺めるのも高さが違うのでお勧めかもしれません。(いきませんでした)
杖やベービーカー、車椅子利用の観光
道の駅駐車場から杖使用されている方、ベビーカー利用の方、車椅子が必要な方の目線で調べました。
駐車場から降りると、このような感じで通潤橋が迎えてくれます。
問題なく全体も把握でき周囲も観れて満足できると思います。
駐車場と歩道には段差があり、一段上がる感じです。
前に見える橋を渡ります。橋の前は少し斜面になり介助が必要かもしれません。
アスファルトの路面からこの木製の橋を渡ります、アーチ状の木製です、少し剥がれた板などがあり平のようでも、杖の方ならつまづいたり、車輪の場合は段差を感じるレベルだと思います。
幅は車椅子でも問題なく渡れます、傾斜があるので補助は必要かもしれません。
渡り終えると、少し凹凸がある石床(いしどこ)が続くので、杖の方、ベビーカー、車椅子の方は少し移動しづらいかもしれません。
左が高台へ行く方向、通潤橋へはこのまま直進します。
歩行の際、注意することがもう一つ、右には手すりがありますが、田んぼ側は手すりがありません。
落下、落ちたりしないよう気をつけてください。
9月ですと、まだ稲が育成期間ですから田んぼには水がある状態です。
刈り取り時期、刈り取り後なら水はないと思いますが、田植え前の代掻き~刈り取りまでは水があるので落ちたりしないように。
川沿いに進みます、先に像が観えてきます。
ここまで来ると、観光客の人数にもよりますが、静けさや自然のありがたさ、童心に返った気持ちになるほど気持ちよさとなります。
暑ければ少し台無しに、、、
駐車場側も見渡すのもよいかもしれません。
かやぶき屋根?そしてオブジェ?とあり、帰る前に立ち寄りたくなる印象です。
布田保之助(ふたやすのすけ)さん像まで行けます。
ここで鯉や虹鱒に餌をあげるのもよいかもしれません。
あとは放水時期にもう一度来たい心境になるだけです。
気になった物産館(おみやげ・食事・エサ販売)、トイレ(WC)横にあるオブジェなど記念撮影するのもよいと思います。
喫煙所(タバコ)は物産館の並び、トイレ手前に設けてあります。
トイレは今のところ工事中?でしょうか、仮設トイレもありました。
かやぶき屋根の裏側が男女別トイレ、多目的トイレ(車椅子)でした。
物産館と同じように敷石で統一されており、移動するには問題ないようです。
オブジェその1(美女と野獣)
一緒に記念撮影もよいかも。
もう一体がこちら。
誰?
物産館とトイレの間に「通潤橋史料館(つうじゅんばししりょうかん)も一部までは無料で入館できる、バリアフリーなのでお勧めです。
営業:午前10時~午後4時
休業:年末年始と資料整理時随時
グルリと一周するだけで無料で観れるブースは終わりますが、中身は四季を通じた景色の写真が並んでおり、通潤橋の季節感を味わえるのが特徴です。
空調が効いているので座れるし、休憩にぴったりです。
私が気に入った写真を少しご紹介します。
上から観たかった様子が理解できます。
周囲の稲の刈り取り後がわかります。
冬の通潤橋がわかります。
春の通潤橋、暖かさが感じとれます。
通潤橋の四季がわかり、満足できるのではないでしょうか。
その他にも夜のイルミネーションなど綺麗な写真が飾られておりますので、観る価値はあると思います。
有料の場合は大人300円/人、小中学生150円/人かかります。
興味のある方は、さらに詳しい内容が別のブースで待っているはずです。
車椅子やベビーカー、杖でも駐車場周辺は散策できお土産や食事、トイレも大丈夫なのでこの場所はやさいい施設だったのが印象に残りました。
これから訪れる方は、少し参考にしてくださいね。
熊本空港からの距離
九州在住ならよいのですが、私のように地方からですと熊本空港(阿蘇くまもと空港)からレンタカーを借り移動して通潤橋まで来なければなりません。
空港からのアクセスを記載します。
約32.8KM 約44分で移動できる距離です、これなら観光にはお勧めの距離だと思います。
熊本空港周辺には、レンタカー屋さんがあるので実際にはターミナルにレンタカーの送迎車が来て、レンタカー屋さんからの出発になります。
お借りしたレンタカーは今回、オリックスレンタカーでしたが、他にもニッポンレンタカー、トヨタレンタカーがあります。
返却する際は、ガソリン満タンが条件だったので、オリックスレンタカーの場所はガソリンスタンドの横、便利でした。
GSとレンタカーの位置関係、ご覧のように隣、楽チンでしたよ。
おわりに
滞在時間は30分から1時間くらい。
道の駅の駐車場にトイレあり、女子トイレにはおむつ交換用のベビーベッドがあるのも高評価です。
重要文化財の景観、かんがい施設遺産にも登録されている通潤橋、空港からも近いので観光にはお勧めです。
高さ20mの上を散歩して棚田を撮影するのが見どころの一つとも言われてます。
歴史館?史料館もありコンパクトサイズの観光地です。
水の仕組みはあえて触れていませんが、昔の人の人力と知恵はすごいと思う場所です。
現地で仕組み等が書いてあります。
雰囲気もよし、やさしい施設、一番試したいことだけが心残りです。
それは、放水前の通潤橋と放水されている時の通潤橋の比較です。
復旧中なので来年以降に持ち越しとなります。
是非、訪れる際は放水時間と放水されない時間と比べるのもよいかもしれませんよ。
凛として静まり構えていた通潤橋一帯が、一斉に水の音に変わり放水される姿は写真や動画ではなかなか伝わりづらいもの。
2020年4月以降、復旧を願う一人、よい時間過ごせました。
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