南阿蘇鉄道開通はいつ?【熊本県】復興前でも開通後も観光オススメ厳選2施設!トロッコ列車「ゆうすけ号」で行く注意したいことや撮影ポイント!

南阿蘇鉄道の開通はいつ?復興前・開通後もオススメの厳選2施設紹介!





目次 Contents

トロッコ列車で有名な南阿蘇鉄道(みなみあそてつどう)、1986年(昭和61年)7月26日に「ゆうすけ号」が運転開始されます。

とてもユニークなトロッコ列車、窓がない客車3両を挟む形式で機関車が前後に連結された列車。

乗客を楽しくさせる車掌さんの沿線ガイドはとてもユニークで人気の列車として話題になり、見どころの第一白川橋梁(しらかわきょうりょう)全長約166m高さは約62mもあり、当時日本一の高さを誇る鉄道橋(巨大なアーチ型)であるため、乗客を喜ばせるためにゆっくりと走る(徐行運転)気配りや雄大な南阿蘇カルデラを囲む山々も楽しめ、水源エリアではのんびりと南阿蘇の魅力を引き出して運行してくれる列車でした。

南阿蘇鉄道:トロッコ列車
引用元:南阿蘇鉄道㈱

ところが、2016年(平成28年)4月14日と16日に発生した「熊本地震」により甚大な被害を受けます。

運行路線は震災前「立野駅~高森駅:全線17.7KM」だった区間は、2016年7月31日より震災後「中松駅~高森駅:一部約7KM」運行を開始してますが、2019年9月時点でも変わらずです。

被害の大きさを今回の観光で目の当たりした心境です。

南阿蘇鉄道:トロッコ列車、運行停車駅、2019年9月
引用元:南阿蘇鉄道㈱ (2019年9月時点でも中松駅~高森駅の運行)

全線17.7KMで一部運行で約7KMですから、残りの10.7KMが復興が必要とされる距離となります。



全線復旧は?

全線復旧はいつなのでしょう?

立野駅~長陽駅間では、2つのトンネル(内壁の崩落・亀裂)、線路は約250mにわたり流出、見どころであった第一白川橋梁「1927年(昭和2年)完成」も被害を受けており補修なのか、架け替えなのか検討中でしたが、2018年3月になり架け替え工事に着手となったようです。

工事期間はどれくらい?

工事期間は、設計から完成まで再開には約5年以上かかるそうです。
第一白川橋梁:約5年
犀角山トンネル、戸下両トンネル:約3年

最近の情報では、2022年度中の開通を目指す!という情報があります、そうなると2022年4月~2023年3月中に工事は終了?

2023年4月から開通!という方向が一番近いかもしれません。

どれくらいの費用がかかるのでしょう?

復旧するのに必要な費用は約65~70億円だそうです。

第一白川橋梁:架け替えで約40億
犀角山、戸下両トンネル:約20~25億
その他(数億?)

調べてみると!

2018年3月から全線復旧へ歩みはじめたところです。(南阿蘇鉄道㈱コメント)

調べてみると、長陽駅~中松駅間の復興工事も開始されております。

2年も満たない工事期間で開通するかもしれない情報もあります。

断定はできませんが、現在の区間運行よりも「長陽駅~高森駅」と大幅に区間を延長できるためトロッコ列車「ゆうすけ号」の活躍も期待できはずです。

日本一長い駅名で有名な「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅(みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげんえき)」も復活するので喜びも一つ増えるはずです。

早く安全に長陽駅~中松駅間が開通することを願うばかりです。

新構想もあった!

熊本県南阿蘇村の立野駅では、南阿蘇鉄道が全線復旧された場合JR豊肥線に乗り入れる構想も生まれております。
今まで少し不便?と思われた立野駅の乗換えをしないですむ方式をとるため、利便性が向上するのです。

さらに、観光客が阿蘇方面へアクセスしやすくするために、立野駅からさらに延長し熊本方面まで走らせる案もあるようです。

課題はいくつもあるようですが、JR九州も協議を検討する方向で進めているようです。

私たち観光客の立場で考えると、かなり便利になることは間違いないこと、観光列車をさらに長く乗車し楽しめることに期待したい考えになります。

過疎化から加速化になるのでは?ないでしょうか。

あと、もう少し!という印象です、安全に開通するのを待つだけですが、私たちも協力できる復興支援、貢献に繋がる「南阿蘇観光2つ」南阿蘇鉄道開通前でも開通後でも観光オススメ場所をご紹介したいと思います。



名水 白川水源

白川水源(しらかわすいげん)すいこまれるほど透明感のある湧水、訪れた際はなぜここに?と思うほど近隣住宅がある場所ですが、一歩また一歩入れば周囲環境を忘れるほどの魅力を感じる場所です。

日本名水百選に選ばれております。

誰もが自然の恵みに感謝という気持ちになるのではないでしょうか。

特に山を登る必要がなく平坦であり、南阿蘇なら白川水源と言われるほど有名な観光地はここだとアピールしているようにも思えます。

南阿蘇鉄道の「南阿蘇白川水源駅」が最寄駅となっています。

駅より350m、徒歩で5分という場所「名水 白川水源」があります。

地図では駅から物産館までの距離と道順(ルート)ですが、名水 白川水源入口なので問題ないと思います。

入口から約125m奥へ進んだところが白川水源となります。

別の角度からの入口です、左に物産館、少し進むと鳥居が見えるでしょうか?

こちらが、名水 白川水源の入口です。
名水 白川水源:熊本県、南阿蘇村
アクセス

所在地:〒869-1502 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字白川2052
休業日:無休

駐車場:100台
利用料金:環境保全協力金として高校生以上100円/人 中学生以下無料
問い合わせ先:0967-67-1111(南阿蘇村産業観光課)

白川水源の画像一覧はこちらです。

気になる画像は上記をタップするといろんな表情があります。

もう一つの観光オススメ場所です。



高森湧水トンネル公園

もう一つオススメなのが、高森湧水公園内にある「高森湧水トンネル」です。

有料ですが、夏はひんやり、冬はあたたかく片道約400mを見学する施設なのですが、悲しい歴史と現代風にアレンジしており興味深いトンネルとなっております。

トンネル内は年間通じて17℃、水温13℃と一定しており湧き水を飲むことができる場所でもあります。

評判がよいのは最深部近くにある「ウォーターパール(水の演出)」です。

皆さん不思議?幻想的?おもしろいと評価されてます。

高森湧水の水は、硬度58でくせのないやさいい水として知られております。

私も訪れたのでよろしければ、↓参考にいかがでしょうか?↓

高森湧水トンネル公園【熊本県】見どころや一望できる場所と水質結果は?注意したいことや悲しい歴史含め紹介!車椅子観光は可能?

外観はただの長細い公園です。
高森湧水トンネル公園:熊本県
ただ、階段を降り入口に入ると一変に雰囲気、涼しさが変わります。
こちらが入口です。

さらに奥へ進むと、四季に応じて飾り付け等がされております。

カップル、家族連れの方も皆さん楽しまれております。

アクセス

所在地:〒869-1602 熊本県阿蘇郡高森町大字高森1034-2(高森湧水館)

電話:0967-62-3331

営業時間:4月~10月(午前9時~午後6時)
0000:11月~3月(午前9時~午後5時)

入園料:大人300円(中学生以上)
0000小人100円(小学生)
0000小学生未満は無料

駐車場:325台

最寄駅は南阿蘇鉄道「高森駅」です、距離650m、徒歩で8分の場所になります。
高森町湧水(水神碑)を目指し歩くとわかりやすいと思います。

650mなら歩いても問題ないと思います。

観光にはオススメだと思います。



南阿蘇鉄道(南鉄)乗車する場合の注意

トロッコ列車(観光列車)は「中松駅~高森駅」間を運行してますが、注意しておくことがあります。

所要時間:中松駅~高森駅(片道約25分)

トロッコ列車運行日、時間が決まっております。

南阿蘇鉄道株式会社公式ページ トロッコ運行日カレンダーと時刻表、料金改定はこちらです。

料金も2019年10月1日以降、変更になります。

トロッコ乗車券購入方法は、2019年9月時点ですが当日先着順で販売になります。

トロッコ列車は全席指定です。

運行当日午前10時より、高森駅の窓口で乗車券の販売を行いますが、高森駅営業開始時間午前8時15分時点で、多く利用される際は「発売整理券配布」することもあるので、ご注意ください。

問い合わせ先:電話 0967-62-0058(南阿蘇鉄道高森駅)

高森駅以外の駅(見晴台駅、南阿蘇白川水源駅、阿蘇白川駅、中松駅)は無人駅です。

大人:12歳以上、小人:6歳~12歳未満、幼児:1歳以上~6歳未満、乳児:1歳未満と区分されてます。

特殊割引運賃もあります。(下記手帳をお持ちの方が対象)

・身体障害者手帳
・療養手帳
・精神障害者保健福祉手帳

高森駅以外は無人駅ですので、高森駅で乗車券購入がオススメとなります。

少し古いですがおまけ

少し古い情報ですが、2016年(平成28年)の冬にCMで放送された飲料水メーカー「キリンの午後の紅茶」の撮影場所が「見晴台駅」になります。

周囲に広がる大自然、そして午後の紅茶自動販売機、駅以外は何もないというコメントもあります。

「午後の紅茶ミルクティ」は当時評判で売り切ればかりだそうです。

興味のある方は、チャレンジしてもいかがでしょうか。

南阿蘇鉄道撮影ポイント!

高森湧水トンネル公園近くに、少し気になったトロッコ列車撮影ポイントがあったのでご紹介します。

場所は見晴台駅と高森湧水トンネルの公園の中間くらいの場所です。
正面から撮影するには金網がレンズに重ならないよう注意が必要ですが、正面撮影ができます。

農道のため、駐車場できるスペースは1台だけです。

平日でしたので、たまたまトロッコ列車撮影できたのは、本当にラッキーでした。
トロッコ列車:南阿蘇鉄道、見晴台駅通過後
本来なら客車3両を挟む形式で運行されていると思いますが、試運転でしょうか?
車両の数は少なく、乗客ももちろんおりませんでした。

アングルが悪いですが、上手な方は見下ろす撮影期待したい場所になります。



おわりに

運転見合わせ中の立野駅~中松駅、熊本地震の影響は今でも続いており復興を願うばかりですが、トロッコ列車を利用し観光し応援したい気持ちで書かせていただきました。

時速40キロ程度でガタガタと揺られながらゆっくり走り窓がないトロッコ列車、全区間を爽快に走る姿!待ち遠しいです。

全線復旧に向けて、安全に頑張っていただきたい!そしてお祈りしております。

熊本県観光はこちらです。

・高森湧水トンネル公園【熊本県】見どころや一望できる場所と水質結果は?注意したいことや悲しい歴史含め紹介!車椅子観光は可能?

・草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)【熊本県】無人であるため御朱印がない?見どころとアクセス注意したい内容と車いすやベビーカーは参拝可能?

・通潤橋【熊本県】観光目的は日本最大級の石造りアーチと放水が見所!完成はいつ?注意したいこと!杖やベビーカー・車椅子でも観光はできる

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