草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)【熊本県】無人であるため御朱印がない?見どころとアクセス注意したい内容と車いすやベビーカーは参拝可能?

草部吉見神社:見どころと御朱印注意!車椅子でも参拝可能か?





目次 Contents

草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)日本の3大下り宮として有名、階段を下りて鎮座する神社でした。

鎮座(ちんざ)とは?
神霊がそこにしずまりいること。

普通なら平坦な表参道を通りお参りするか、階段を上り参拝するのが主な参拝順路ですが、この草部吉見神社は階段を下り参拝する神社です。

3つしかない、残りの三大下り神社は?

・鵜戸神宮(うどじんぐう)(宮崎県日南市)

・一之宮貫前神社(いちのみややきさきじんじゃ)(群馬県富岡市)

日本で3つしか存在しない三大下り宮(石段で下り社殿がある)神社です、階段下る神社!どのような場所なのか興味がわきませんか?

草部吉見神社の見所や注意すること、含めてご紹介します。



草部吉見神社の位置(場所)

場所は熊本県阿蘇郡高森町です、地図で見てみます。

少しわかりづらいと思いますが、熊本県・大分県・宮崎県の中央あたりです。

では、観光するタイミングです。

実際に行くなら高千穂周辺(高千穂峡)観光前、観光後に寄り、参拝してもよい場所にもなります。

高千穂峡(たかちほきょう)から自動車で22.2KM、所要時間は28分になります。

また名水で有名な白川水源(しらかわすいげん)観光後、参拝するのもオススメの観光場所になります。

白川水源から、車で19.2KM、25分の場所になります。



駐車場周辺

向かう際は駐車場に停める際に気をつけていただきたいことがあります。

駐車場がわかりづらいことです、ただ一度こんな感じと理解しておけばよい程度です。

草部吉見神社の鳥居(参道入口)があります、その先右側に広場のように見えるのが駐車場です。
駐車場台数は約10台くらいでしょうか。

鳥居を過ぎて右に駐車場があると理解すれば大丈夫ですが、逆方向(熊本方面)から来た場合どうなるのでしょう?

どうです?看板も「駐車場」という表示は小さくありますが、運転中では見落としがちです。

天気がよく明るければ、この森?神社境内をの森を意識しておくと通過しないで済むかもしれません。

上空からのGoogleマップです、「P」アイコンが駐車場です。

通過しても左側に鳥居があるので、引き返せばよいだけですが少し立ち寄った際に「どこが駐車場?」不便に思ったので、これから訪れる方は注意してください。

それでは、見どころを含めて参拝したいと思います。



見どころ1:草部吉見神社の鳥居と階段

駐車場からすぐに鳥居があります、ここまでが平坦となります。

草部吉見神社:鳥居
車椅子やベビーカーの方はここまでだと思います。
あとは下る階段があるだけですから、ただ奥に見える拝殿、本殿が見えるのでここから眺めるだけでも観光された気分になると思います。
草部吉見神社:階段
100段以上、130段くらい?あるこの階段を下がります、途中平坦になりまた下がります。

草部吉見神社:全体図

見どころは、この階段です、一段と下がれば現在からタイムトラベルでしょうか。
時代の雰囲気でしょうか、味わえると思います。

建物だけでなく、周囲のそびえる樹木も歳月と共に共存してきたわけですから。

そして階段中腹、ここから全貌が把握できます。

正面:社殿(参拝する拝殿と本殿)
正面:本殿左に御神木の枝
右:手水舎
右:手水舎側に吉ノ池、不老長寿の水と大蛇の像(龍の像にもみえる)

?:トイレもありますが撮影忘れました

左:神楽殿
左:社務所(無人)

参拝をする前に主祭神は、歴史上では天武天皇(最初の天皇の長男)彦八井耳命(ヒコヤイミミノミコト)が祀られております。
他にも十一の神祀られており、あわせて十二のの神さまが祀られてます。

この草部吉見神社は、彦八井耳命さまが大蛇を退治し、池を埋め、池の上に建てられた場所といわれてます。

建てた社は草を束ね壁や屋根として造られてため草壁が「草部」と呼ぶようになり、吉見は「此社吉宮床(ここぞよきみやとこ)」と言い伝えられ、「吉見」という言葉になったという伝えがあるそうです。

それが、草部吉見神社です。

手水舎で清め、参拝します。
草部吉見神社:拝殿と手水舎
気になったことが参拝後ありました。

なんと御朱印がない!ことです。

注意するところ:御朱印の有無

拝殿右横には御朱印と記帳するスペースが設けられております。

どんな御朱印なのか見てみようと思いましたが、ケース内は空でした。

そうなんです、訪れる際はこのようなケースにならない為にも、事前連絡が必要のようです。

社務所はありますが、完全に無人です。
草部吉見神社:御朱印がない
右が記帳後、初穂料として300円お賽銭箱に入れ、左のケースから御朱印をいただく方式です。

神社へ直接連絡する方法、情報はないようです。

高森町観光サイト
問い合わせ:0967-64-0355

高森町役場
問い合わせ:0967-62-1111

事前連絡して御朱印があるのか連絡しておくとよいと思います。



見どころ2:草部吉見神社の神紋

神紋(しんもん)は5枚の鷹の羽を用いた紋章となっています。
草部吉見神社:紋章、神紋
(タップすると画像が拡大します)

羽3本?と一瞬戸惑いますが、よく見ると周りの羽も数えると計5本となります。なるほどですね。

神紋(しんもん)とは?
神社の紋章(もんしょう)。

紋章(もんしょう)とは?
家や団体などそれを表す印として用いる一定の図形。

同様な神紋は熊本県阿蘇市にある阿蘇神社です。

そうなんです、この草部吉見神社は阿蘇神社と主祭神の神々と関わりがある神社でした。

見どころ3:御神木の枝

御神木の枝も祀られています。
草部吉見神社:御神木の枝

見どころ4:本殿の彫刻

本殿の彫刻は参拝したら是非、グルリと一周して観るのがお勧めです。
草部吉見神社:本殿の彫刻
龍の彫刻?と思いましたが、大蛇でしょうね。
手水舎横に「塩井社」と書かれた鳥居があります。

見どころ5:吉ノ池と大蛇の石像と長寿の水

草部吉野神社:塩井社
塩井社とも書かれてあるので、南阿蘇の名水が湧き出ているところだと考えます。
先に進むと、不老長寿の水が湧き出ており、大蛇の石像、吉ノ池には鯉まで泳いでいる光景を望めます。

草部吉野神社:大蛇の石像、不老長寿の水、吉ノ池
手間に見えるのが湧き水、中央奥は大蛇の石像(少し表情が怖い)、左に池がありよく見るとコイが泳いでます。

おまけの見所

草部吉見神社:上り階段、後光
帰る際に、階段を上ろうとすると、後光?とも思える太陽の光が差す場合もあるようです。
観光日は、2019年9月5日午後2時30分ごろ、神秘的な印象を受け満足できた観光でした。



御利益

紀元前288年(孝霊三年)の創建物で、別名は吉見大明神社ともいう。

祭神:日子八井命(ひこめいやのみこと)古事記に伝わるの本の皇族、他11神

御利益は、縁結び、厄除け、五穀豊穣、健康長寿、農業守護だそうです。

喫煙場所

喫煙場所は、神楽殿の横にひっそりとありました。
草部吉見神社:喫煙場所

アクセス

草部吉見神社

所在地:〒869-1811 熊本県阿蘇郡高森町草部2175

問い合わせ:0967-64-0335

高森駅(たかもりえき)
南阿蘇鉄道株式会社が所有する、高森駅は終着駅、トロッコ電車でも有名な南阿蘇鉄道です。(愛称:南鉄)

2016年4月に熊本地震で全線運休となりますが、高森駅~中松駅間(7.1㎞)において部分運転再開。
現在(2019年9月)は、高森駅~立野駅間(17.7km)の路線まで復興されており、全路線復旧を目指し頑張っている。

トロッコ電車に乗り、草部吉見神社までバスを利用しながらゆっくり観光するのもオススメです。

高森駅(最寄り駅)バスの場合

高森駅から「高森町民バス 草部南部線 草部出張所経由高森中央行」に乗車し「吉見神社前」で下車、所要時間は約50分、運賃は大人200円。(帰りのバス時刻も気にしておく必要あり)

高森駅(最寄り駅)タクシーの場合

高森駅からタクシーの場合は、所要時間約22分となり運賃は約5,410円前後となる。

高森駅から車で移動の場合

キロ数は、約169.KM、所要時間は約22分です。

位置関係がイメージできたのではないでしょうか?



おわりに

別のルートだと車で社殿(参拝する拝殿と本殿)に行けるそうなので、電話相談してください。

車椅子やベビーカー連れの方も参拝できると思います。

結果、車椅子やベビーカーは通常参拝順路では難しく、別のルートなら参拝できる可能性あり(要連絡)ということになります。

通常の参拝方法では、車椅子等は駐車場横の鳥居までが限度です。

観光してみて、本当に下り神社は存在した!というのが一番の感想です。
長い下り階段もはじめは大丈夫かな?と不安でしたが問題なく参拝できました。

所要時間は、15分くらいでしょうか。

必要な持ち物は、水分補給(近くに自動販売機はありません)虫よけスプレーと石段が濡れていると滑りやすいので運動靴がよいと思います。

御朱印は連絡してから有無を確認するといいと思います!

駐車場も間違えないように!

コンパクトな草部吉見神社ですが、パワースポットでも間違いないと思います。

熊本県宮崎県観光に訪れた際は観光しても「下り神社」に行った感覚は、日本全国に3ヵ所だけですから珍しい神社として思い出にもなります。

この資料がチャレンジのお手伝いになればと思います。

他の熊本観光はこちらです。

・通潤橋【熊本県】観光目的は日本最大級の石造りアーチと放水が見所!完成はいつ?注意したいこと!杖やベビーカー・車椅子でも観光はできる

・高森湧水トンネル公園【熊本県】見どころや一望できる場所と水質結果は?注意したいことや悲しい歴史含め紹介!車椅子観光は可能?

・南阿蘇鉄道開通はいつ?【熊本県】復興前でも開通後も観光オススメ厳選2施設!トロッコ列車「ゆうすけ号」で行く注意したいことや撮影ポイント!

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

スポンサーリンク

人気の投稿とページ

ピックアップ記事

  1. 通潤橋(熊本県)石作りと放水が見どころ、車椅子でもやさしい道の駅だった
    知恵と技術で造られた通潤橋(つうじゅんきょう)は、熊本県上益城郡山都町(くまもとけんかみましきぐんや…
  2. 明月院の紅葉!撮影スポット
    あじさいの名所と全国的に知られている通称「あじさい寺」、「明月院(めいげついん)」は紅葉シーズンもま…
  3. 人吉鉄道ミュージアム:2倍の楽しみ方
    人吉鉄道ミュージアムもぞかステーション868の施設は、入場料無料で楽しめる鉄道博物館です。 小…

最近のコメント

    スポンサーリンク
    ページ上部へ戻る