平成30年台風21号の爪痕!災害発生前後の画像を比較して今後に役立てよう

2018年台風21号の爪痕 災害発生前後の画像比較





2018年9月5日までに死者11人を出すなど、関西を中心に被害を出した台風21号は現在北海道付近を北上しております。
大阪府、滋賀県、三重県、愛知県では計11人が亡くなり、21府県で計292人が負傷。
避難勧告は13府県で一時約203万5千人に出された。
停電は5日10時現在で関西電力と中部電力の管内では、約54万戸が発生しており明日中の復旧を目指しています。
道路の通行止め、鉄道の運休などでライフラインや交通への影響が続いています。
・25年ぶりの非常に強い勢力で上陸する。(1993年の台風13号以来)
・大阪は記録的な高潮となる。
・関西国際空港では観測史上58.1m/s
・四国や近畿、東海などで猛烈な雨



幅広く台風21号の爪痕(つめあと)はありますが、今後に気をつけておきたい災害をGoogleマップストリートビューを利用して災害前後の比較として揚げてみました。

考えさせられる被害ばかりですから、今後のおでかけや台風上陸の際に役立てていただければと思います。
それでは台風21号がもたらした被害状況を見て自然の恐ろしさを理解してください。

台風21号進路
画像元:Nippon News Network(NNN) 2018年9月3日(月)上陸前の進路予想図
非常に勢力の強い台風21号の特徴
2週間前に上陸した台風20号は、同じく徳島に上陸、今回の台風21号と比べてみると台風の方が中心の風が強く、また暴風域が広く、速度が速い。
そのため、すぐ近くに来るまでは風もさほど強くないように感じるが、近くにくると急激に風が強まり、あっという間に天候が変わる危険な特徴といわれてます。
この風によって吹き寄せられた海水が、高潮になって沿岸部を襲い記録的な潮位も観測された。
強い勢力での上陸は25年ぶり。
四国、近畿で最大瞬間風速は60m、東海で50mと予想されていました。


関西空港では、最大瞬間風速が観測史上最大58.1m/sを記録した。


画像元:Google Map
本来の姿、関西空港ですがツィツターの画像と比較すると滑走路が広範囲で冠水(深いところでは約50cm)していることがわかります。
関西国際空港では3,000人が孤立したが、携帯の電波も圏外となりラインやメールも使えない、更に一部停電となりテレビなどのからの情報も不能となる。
空港での一夜では、乗客に水やビスケットなどが配られた。
救助船による移送作業が9月5日開始された。110人乗りの高速船で神戸空港へピストン輸送とバスによる島外への輸送がはじまった。

9月4日午後1時38分に、最大瞬間風速58.1メートルを記録、強い風のため大阪湾に停泊していたタンカーが流され、空港へつながる連絡橋に真横から衝突した。
タンカーの乗組員11人に、けがはなかった。
衝突した連絡橋は車道になっているが道は大きくずれているが、反対側車線の利用で通行している。
鉄道の関空線(関西空港線)は道路がずれた影響で運転の見通しがとれていない。


画像元:Google Map
タンカーが左方向から衝突した現場だと思います。
これだけの橋の損傷、修繕にはどれくらいの期間・費用が必要なのか?
関西国際空港営業再開!となることを願うばかりです。

9月4日、大阪府泉南郡田尻町吉見の里南交差点で電柱が何本も倒れる被害が発生しました。


画像元:Google Map
本来の府道63号線です、左側の電柱が台風21号の影響で倒されるとは誰もが信じられないと思うはずです。
身近な道路も「電柱が台風で倒れる」と気をつけなくてはいけない気持ちになります。

9月4日大阪府泉南市中小路2号交差点でも電柱が倒れる被害がありました。
どうやら府道63号の続きのようです。

大阪府大阪市西成区の26号線でも強風により足場が崩落する被害がありました。


画像元:Google Map
足場崩落、台風や強風時に必ずといっても発生するのが足場崩落です。
ご自宅の付近で足場作業されている場合、台風や強風時は近づかないことがわかります。
巻き込まれないためにも、普段からの通勤や通学時は足場作業の場所を日頃から把握しておくのも必要かと思います。

9月4日、大阪府泉南市でお昼過ぎに強風で発生した、広範囲で電柱が倒れている。


画像元:Google Map
こちらが電柱が倒れた場所だと思います。
少なくとも電柱は9本以上倒れています、停電はもちろん発生。
仮にこの道路を車やバイクで通行、コンビニや病院が近くにあるので歩行していたらと考えると助かることはできたのであろうか?
左側の歩道は完全にアウト危険と推測します。
画像右側電柱の根元側はかろうじて、このケースだと安全だと思います。
台風でどうしても外出し歩く場合は、風向きにも考慮して歩くのが必要かもしれません。

9月4日午後3時ごろ、兵庫県西宮市甲子園浜の中古車オークション会場で、「高潮で浸水した後、水が引いたら車から火が出た」と119番通報があり、車約100台に拡大する火災がありました。
兵庫県警甲子園署は、浸水が原因で車がショートした可能性もあるとみて詳しい原因を調べています。
駐車場付近で火災、車100台が炎上 ニュースはこちら


画像元:Google Map
海水が原因で車がショートし火災となるとは、予測できない火災でした。
台風直撃、高潮が重なりクルマが浸水とった場合、火災となることは覚えていてもよいのかもしれません。



9月4日午後1時40分、兵庫県明石市内にも大きな影響を与えた。
4日午後3時17分には最大瞬間風速31.6メートルを記録。
神戸地方気象台によると、午前10時ごろから雨が降り出し、11時ごろから風も強まり午後4時40分までに70.5ミリの降水を記録。
また火災報知器の誤作動が15件も発生(非火災)いづれも報知機の内部に雨水が入り、ショートしたことなどが原因と考えられるという。


画像元:Google Map
強引に走る車ですが、途中でエンジンが止まった場合どうなるのでしょう?
ショートし火災?、ドアが水圧で開かなくなることもありえますから気をつけたい運転です。

9月4日午後1時29分、兵庫県明石市中崎では大雨で泥水が流れ込み冠水の被害をもたらした。


画像元:Google Map
画像を比較すると約20cmくらいは冠水しているように思えます。
道路右側の端はグレーチングと呼ばれる網があり排水口として普段は活用されているはずなのに、まったく機能されていないことがわかります。
グレーチングが冠水時、外れているかもしれませんので、冠水時に歩く際は杖や傘などで確認しながら歩くようにしたいです。

9月4日午後2時18分、兵庫県尼崎市昭和通3丁目の玉江橋交差点で、強風で倒れた大型トラックを含む計3台が横転し国道2号をふさいだ、運転手はいずれも軽傷。


画像元:Google Map
こちらが現場です。
見通しのよい片側2車線道路、この交差点で横から強風がきたのではないかと推測します。
もしくは庄下川があるのでそこからの強風で横転したかもしれません。
ビルの隙間風になるとどこから強風が沸くのかわかりません、橋を渡る時や大きい交差点などは横からの強風があるので気をつけなければなりません。
バイク乗りなら横からの強風がいかに危険なのか体験し理解していると思います。

9月4日、大阪市西区土佐堀堀通りで解体用足場が倒壊。


画像元:Google Map
解体予定だったビルがこちらだと思います。
人通りの多い場所に面してしたので人身事故がなくてよかったと思います。
それにしても強風でこのようになると思うと、台風暴風域や強風域の際は注意が必要と感じます。

9月4日、大阪府豊中市穂積2丁目でも電柱が折れる被害が出ております。


画像元:Google Map
こちらが電柱が折れた場所だと思います。
何気ない普通の道路でも電柱が折れるとは、台風の恐ろしさを再度理解できた。

大阪府豊中市本町一丁目にある豊中駅近くでも強風で看板等が落ちる被害が発生しました。


画像元:Google Map
このような看板が落下してしまったようです。
ケガする方がいなくてよかったです、強風時は看板にも気をつけたい気持ちになります。



おわりに
台風21号の被害に遭われた方々へ、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。
お亡くなりなられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた被災地域の一日も早い復興を心からお祈りいたします。
台風の爪痕、異常気象になり今後も勢力が強い台風か上陸するのか不安の一つがよぎります。
ただこの台風21号は9月5日10時30分に温帯低気圧に変わりました。
一安心です。

関連記事
山形県最上小国川が氾らんし避難指示!避難に必要な10の心得
【平成30年9月北海道胆振地方地震】震度7|災害発生前後の画像!自然の恐ろしさを忘れてはいけない

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

スポンサーリンク

人気の投稿とページ

ピックアップ記事

  1. 信号機のない交差点事故もはや人事ではない!
    信号機のない交差点事故ですが、日々ニュースとなり話題の一つになっています。 何気ない事故報道でした…
  2. OKIPPAのメリット・デメリット
    OKIPPA(おきっぱ)は家主が不在でも配達してくれる「置き配」で世の中の運搬業務の救世主になるかも…
  3. 小樽運河観光 徒歩で見つかる名所や見所ご紹介
    小樽運河の周辺だけにこだわった、観光情報です。 小樽市には多くの観光名所ありますが、「小樽運河…

最近のコメント

    スポンサーリンク
    ページ上部へ戻る