人吉駅のターンテーブル(転車台)とは何?誰でも見学無料で楽しめる蒸気機関車(SL)行き方~見どころと転車時間と場所・人吉駅周辺観光におすすめ!車椅子・ベビーカーは?

人吉駅、転車台とは?行き方と撮影ポイント、時間や場所





目次 Contents

SLファンや鉄道マニアの方はご存知だと思いますが、一般の方が「列車が回る場所がある!」と聞けば、「どうやって?」「なぜ回る必要があるの?」と疑問も浮かびながら、一度は自分の目で確かめたい!観てみたい!と興味が湧き思いを募らせるのではないでしょうか?

しかも回るのは「蒸気機関車」です。
そんな場所あるの?と疑ってしまいますが令和の時代でも存在しているのです。

調べてみるとその列車は58654(8620形)蒸気機関車(愛称:ハチロク)という名称で長さは約16.7m、重さ約48トンもあり、例えるなら鉄の固まりのようなものが回る?反転?どんな場所でどんな方法で行うのか興味わきませんか。

誰でも見学自由、もちろん無料で予約なし蒸気機関車が回る場所、内容等をご紹介したいと思います。

はじめにターンテーブル(回る・回転する)とは何?からです。



ターンテーブルとは?

身近で見れて納得できるのもありました。

ターンテーブル (turntable) は、物体を乗せて回転する円盤台。 回転台機構。 鉄道車両やバスの向きを変える設備。
大型トレーラーの連結部分に設けられている円盤状の設備。

立体駐車場入り口で自動車の方向転換用をするものは円盤状。

そう、大型トレーラーの連結部分、確かに身近で見れますよね、円盤状の形してます、少しグリス等でギトギトした感じありますが、想像と理解することができると思います。

立体駐車場も前で自動車がクルリと回る姿、見かけると思います。

またターンテーブルで検索すると、レコードプレーヤー本体画像がたくさん表示されました。
レコードを乗せて回転するのでするからこれもあり?でしょうね。

丸い形状で物体を乗せて回転する!それが「ターンテーブル」でした。
鉄道関係の言葉では、ターンテーブルを別名で「転車台(てんしゃだい)」とも言うそうです。

転車台どこで見れるの?

現役で利用されているは、日本各地にありその数は「34ヶ所」34駅もありました。
また、稼動していませんが転車台として設置、残している数は17ヶ所もあり観光の一つにもなっているようです。

遊園地にも13施設稼働しており、4施設稼動していないのもあります。

ご紹介したい転車台は、34駅の中にある人吉駅(JR九州 九州旅客鉄道)の駅、熊本県人吉市中青井町にある転車台です。

転車台はなぜ必要なのでしょう?

現在私たちが通常利用する電車(電気機関車・ディーゼル機関車)は運転席が車両前後にあるため転車台が必要ありません。
終点に到着後、後ろの運転席へ移動し運転できるためです。

蒸気機関車の場合は、先頭車両で煙を出しながら運行してますが、終点駅に到着すると後ろに運転席がないため、蒸気機関車だけ方向転換する必要があります。

以前(昔)は、機関区(車両基地:停泊・整備)や出発駅・終点駅に転車台があり、蒸気機関車が活躍しておりましたが、電化が進み蒸気機関車、転車台が必要性がなくなり減少する傾向となります。

時代の変化が訪れます、蒸気機関車を運用する傾向が強まり、放置されていた転車台も脚光を浴びるようになります。

今も転車台無しでは蒸気機関車も運用できないため、重要な役目を続けております。

車両の方向を変える為の機械「転車台」、蒸気機関車と一対(ひと組)ではなでしょうか。

重要な役割を果たす転車台、たかが転車台とは思えなくなったのではないでしょうか?

それでは、人吉駅にある転車台、SL人吉(機関車58654)がどのように転車台利用されるのか、時間帯や場所など含めてご紹介ます。



人吉駅にある転車台の行き方と場所

人吉駅にある転車台までの行き方と場所を確認します。
人吉転車台までの行き方:地図
実は行き方には2方向の行き方があります。

黄色矢印:人吉駅→跨線橋(かせんばし)渡り左方向→転車台入口
赤色矢印:人吉ミュージアム前道路通過→踏切渡り右折→転車台入口

個人的にオススメするのは、転車台運用時間に合わせ行動することが第一ですが、時間に余裕があれば、○緑の施設観光も是非一緒に観てほしい考えになります。

・青井阿蘇神社(国宝5つ)お参り

・人吉温泉物産館(お土産・食事・休憩)

・人吉鉄道ミュージアム(鉄道博物館・休憩)

・史跡大村横穴群(観光)

JR人吉駅から南側に3つ、北側に1つ観光できる場所があります、参考に!。

少し余談でした、転車台を観るのに入口も理解しておくと迷わず入れるので確認しておきます。
人吉転車台:SL館:転車台入口
「SL館:人吉転車台入口」という看板があります。
少し遠ざかるとわかりますね。

この場所一般が入っていいの?と思うような入口ですが、迷わす入り右方向へ進んでください。

位置関係ですが、上からご紹介すると理解しやすいと思います。
人吉転車台:資料室と転車台の場所、地図、マップ
(地図引用元:Googleマップ:タップすると画像が拡大します)

赤矢印:歩いて行く方向
途中で資料室と転車台、どちらか選びます、転車台に行く場合は列車が通過しないか左右確認してください。

黄色枠:資料室、又は転車台を近くで観れる場所

↓転車台に行く際に線路を横断します↓。
人吉転車台:行く順路、コース
渡り終えたら左側に「人吉機関車庫」右側に「人吉駅転車台」ありますのでどちらも撮影するとよい思います。
人吉転車台:人吉駅
転車台です、大きい穴にレールがある印象です。
ここに「ハチロク」が来て回転すると想像できます。

また、人吉機関車庫には、SL人吉の切り離された車両1号~3号車まで入り休憩中です。(はみ出てますが)
JR九州人吉機関車庫
午後1時30分過ぎの様子です。
来た方向を振り返れば、資料室もあるので、転車台の時刻までは、移動して見学されてもよいと思います。
人吉転車台:資料室
1階の1番左側と2番目が「資料室及び休憩室」、3番目は「投炭模型練習室」があります。

実はこのSL機関庫と転車台には(一社)人吉温泉観光協会による「有料プラン(日本の20世紀遺産「肥薩線」鉄道観光案内人とめぐるSL機関庫・転車台)」があり、無料で見学するよりも説明を聞きながら満足できる「見学ツアー」があります。

皆さん熱心にガイドさんの説明「投炭はこのように入れてます、動きはこうです」理解し聞いておりました。

人吉転車台:有料ツアー、有料プラン ガイド
私は、ただの無料見学でしたので、窓から撮影したものです。

話の内容はわかりませんが、動作で「なるほど」と理解でき感謝しております。

資料室・休憩室には、ベンチもビデオテレビありました。
記念撮影用の看板もあります、資料室周囲はポスター、額、実際に使用されていた機器など展示物が多く機関車だけでない人吉周辺のことも書かれており、鉄道マニア以外の方でも理解できる内容です。

↓記念撮影用↓
人吉転車台:撮影用看板
実際に使用されていたターンテーブル(転車台)一部品↓
人吉転車台:資料室
額には、映える写真が飾ってあります。
人吉転車台:写真と額
資料室側から外に出て転車台を見渡すとこのようなコラボ(転車台とSL人吉の乗客列車部分)が撮れます。
人吉駅転車台:人吉列車のコラボ
さらに少し左側へ向けると、転車台と人吉機関車庫のコラボも撮れます。
人吉駅転車台と人吉機関車庫のコラボ

撮影ポイント!気にになりませんか、どちらがよいのでしょうか?



転車台を撮影するのはどちらがよいのか?

人吉機関車庫側、資料室側と2つありどちらがよいのでしょうか?
もう一度、マップ上から見てみます。
人吉駅転車台:撮影するポイント地図
(タップすると画像が拡大します)
赤矢印:SL人吉(機関車58654)がバックでゆっくりと転車台移動します
黄色印:撮影するポイント

悩みます、人吉機関車庫側からだと。
人吉転車台:人吉駅
後ろ側には民家が写ってしまう可能性、角度を変えれば、資料室の建物が写るでしょう。
私の場合、こちら側から撮影しました。
SL人吉:転車台
資料室側からの撮影にしました。(人吉機関車庫+機関車58654)とコラボ。

ゆっくりとバック走行で転車台に入ります。

撮影下手ですが、上手な方だと撮影場所をもう少し右へ移動し「人吉機関車庫+機関車58654+SL人吉の乗客列車部分)とトリプル、同時撮影できます。

もう少し右側で撮影するのが上手なポイントでしょう。

撮影場所変更せず反転途中です、(反時計回り)でゆっくりと回ります。
SL人吉:転車台(正面)
この場所でも、SL人吉(機関車58654+SL人吉の乗客列車部分)のコラボ撮れました。

回転中機関車も見どころですが、さらに回転中見てほしいところがあります。

・人吉駅転車台中央の支えている軸部分
・両端に敷かれたレール部分

電動モーターで回転しているのですが、この重量を支えているのは、中心部と外側のレールだけです。
よくみると中間は空洞ですよ。

曲がらないの、折れないの?と心配ですが計算されて造られているのですね。
流石です。

無事に反転完了!
SL人吉:転車台(完了)
あれっ?反転終わりそのまま直進するのだと思っていたら、また回り始めました。
転車台のテスト運転?それとも機器の状態がよいから?見学者が多いから?

謎ですが動き始めると、さらに1周しないと、計1.5周とサービスとして受け入れ感謝です。
転車台に入り1回転半、向きをかえて出てゆく時間は約7分20秒くらい。

迫力と音と普段見れない回転でしょ、あっという間の時間でした。
人吉駅転車台:(完了後)
撮影にはどちらがよいのでしょうか、好みという判断でしょうか。



いつ見れるの?

SL人吉の運行カレンダー、運行日に限られます。
SL人吉の運行日(九州旅客鉄道株式会社)によれば、毎年3月中旬~11月上旬までとなっています。

公式ページで確認が必要です。

SL人吉公式サイト 運行日カレンダー確認はこちら

新しいカレンダーは毎年1月下旬に更新されます。

運行日の朝、JR熊本駅を09:45に出発、人吉駅に到着するのは「終点JR人吉駅:12:09着」です。

乗客を降ろしてからSL人吉(機関車58654)はどのようなタイムスケジュールで転車台まで移動するのでしょうか?

転車何時に見れるの?(13:45)

基本の動き、「タイムスケジュール」は資料で確認できます。
(人吉鉄道ミュージアムで無料資料いただきました)

SL人吉:人吉駅での動き
中身はこのようです。

12:09:人吉駅着
12:32:機関庫へ入庫
12:50:機関庫前へ展示
13:40:転車台へ移動
13:45:転車
14:20:ホームへ入線
14:38:人吉駅発(熊本駅へ)

そうなんです、13:45からが転車台のクライマックスです、この時間までには見学場所まで移動してください。

12:55頃の画像(機関庫前へ展示)
人吉転車台:展示時間
13:00頃の画像(機関庫前へ展示)
人吉鉄道ミュージアム:SL人吉
人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868前にある「SL展望所」からの撮影です。
12:50くらいから機関庫前へ展示、13:40:転車台へ移動するのでこの時間帯は「SL展望所から撮影」おすすめです。

また、人吉鉄道ミュージアム3Fに行き角度を変えて撮影するのもお勧めです。
13:03頃の画像(機関庫前へ展示)
人吉駅転車台:蒸気機関車展示
↓こちらの3Fが開放感たっぷり、見下ろした撮影が可能です。

機関庫前へ展示時間、撮影終えたら、人吉鉄道ミュージアム2Fで休憩できます。
通過する列車とコラボ撮影する方もおられました。
人吉駅転車台:SLと列車のコラボ
下手ですがこんな感じでしょうか。
休憩後、人吉鉄道ミュージアムから転車台へ移動するタイミング時間は何時ごろがよいのでしょう。



人吉鉄道ミュージアムから移動開始時間

人吉鉄道ミュージアム前の道路(赤矢印)に沿って向かいます。
機関庫前の展示も13:40:転車台へ移動となるので、その前に移動が重要です。

人吉転車台までの行き方:地図
出発したのは、13:20~13:25分くらいです。
道路沿いに歩き、T字路を右折すると、遮断機のない踏切があります。
13:30頃撮影。
人吉転車台:移動ルート
線路横断中ここから撮影するのもお勧めでしょうか。
人吉転車台:人吉機関車庫と転車台のコラボ撮影
転車台と人吉機関車庫のツーショット!奥行き感があります。
踏み切りを渡るとT字路になるので「右方向」に進みます。
道なり歩くと、入口が右側にあります。

13:33頃の画像
転車台入口:人吉駅転車台
13:40、SL人吉(機関車58654)が転車台へ移動時間ですから間に合いました。
この後は、先ほど説明した「どちらで撮影するのがよいのか?」を参考にしていただければと思います。

撮影地無事に到着!あとは13:45開始の転車時間まで、SL資料館で休憩したり、転車台、人吉機関車庫を写したりして待つだけです。

記念になる画像撮ってくださいね、私のは振り返るとボロボロ。(泣)



おわりに

たかが方向転換と初めはあまり興味がありませんでしたが、目のまで見ると本当に大迫力で誰もがテンション上がると思いますよ。

人吉機関車庫ももう少し近くで撮影しておけばよかったこともあります。
日本最古、雄一とされる現役の石造の鉄道車庫(明治の建物)だそうです。

滞在時間は、転車、転車台まで移動時間、人吉鉄道ミュージアム撮影と休憩で約1時間でしょうか。

必要な持ち物は、雨が降りやすい天候なら傘でしょうか、暑い日なら水分(ペットボトル)、帽子でしょうか。

車椅子・ベビーカーの方は、人吉鉄道ミュージアムの3F撮影はできませんが、他は問題ないと思います。
踏切渡る際は、少し段差があり車輪が挟まらないように注意してください。

汽車が回る、不思議な光景でした。

熊本県人吉市周辺観光はこちらです。

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