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救急相談センターとは何でしょう?
救命救急安心システム(#7119)です、小児救急電話相談(#8000)が普及されているのに対し大人向けの電話相談が#7119となります。
#8000 小児救急電話相談(全国展開)
#7119 大人救急電話相談(2018年ごく一部)
地方へおでかけした場合、急な体調の変化やケガをした場合に「どうしようと悩む」場合があると思います。
そんな時は迷わず「#7119」を覚えていれば安心してお出かけでき、非常に便利です。
もちろん自宅で具合が悪くなった場合、病院の時間外、深夜や休日も相談できるので、一人住まいの方も安心して相談できる強力サポートだと思います。
そんな救命救急システムを紹介したいと思います。
2019年4月になり、年度も変わり新しく展開する都道府県があるのか、見直し追記しました。
「青字:追記」した内容です、普及率も茨城県・鳥取県が展開されてます。
新型ウイルスが猛威を振っており、相談窓口も掲げております。
新型コロナウイルス相談窓口
各都道府県の新型コロナウイルスに関する電話相談窓口一覧はこちら
症状や概要や人から人へとうつるのか?
厚生労働省から学ぶのが正確です。
新型コロナウイルスに関するQ&A
#7119救急安心センターの救命救急システム
救命救急システムとは、住民の方が、けがや病気をした際に相談できるシステムです。
具体例でいえば
・「救急車を呼ぶか判断に迷う場合」
・「いますぐ病院へ行った方がよいかの場合」
判断にに迷った場合は具体的に下記内容が相談できます。
1、「#7119へ電話すると相談員や看護師、医師から電話でアドバイス受けること」ができます。
2、病気や怪我の症状を把握してもらえ、緊急性、応急手当の方法や受診手段、適切な医療機関について助言してもらえます。
3、相談内容に緊急性があった場合、直ちに救急車を出動させる体制を構築しているので安心です。
4、原則、#7119番は24時間365日体制です。
救命救急システム(#7119)へ連絡すると
#7119へ連絡すると、音声ガイダンスがが流れるので適切な番号を選びます。
「1」を選んだ場合「救急医療機関を案内」
オペレーターが症状に応じ、診療科や医療機関を案内してくれます。
「2」を選んだ場合「救急相談を案内」
相談員が初期対応し必要に応じて看護師が症状をうかがいます、病院へ行くべきか救急車を利用すべきか案内してくれます。
ガイダンスではなく直接、相談員や看護師が対応される場合もあるようです。
#7119の効果
#7119を設けたことで救急車119番通報の適正利用に効果があるといわれてます。
#7119のアドバイスで、救急車以外の夜間診療が減少、翌日の病院受診へ勧奨。
住民の悩みや不安の解決や解消になる。
#7119の普及率
残念ながら2018年(平成30年)4月1日までの展開はどうなっているのか確認してみると、国民人口の37.9%しか普及されていないことが判明しており、今後の拡大が希望される現状です。
2018年10月1日の調査によると、国民人口の37.9%→40.6%となり少しだけ上昇したことが判明しております。
都道府県別、市町村別で見てみます。
・全域カバーしている都道府県
赤塗り:#7119普及地域(2019年4月17日現在)
宮城県(みやぎけん) :約233万人
茨城県(いばらぎけん):約291万人(新規)
埼玉県(さいたまけん):約727万人
東京都(とうきょうと):約1,352万人
新潟県(にいがたけん):約230万人
大阪府(おおさかふ) :約884万人
奈良県(ならけん) :約136万人
鳥取県(とっとりけん):約57万人(新規)
福岡県(ふくおかけん):約510万人
ここにおでかけする場合は、#7119の救命救急システムを利用できるので、安心して旅行ができると思います。
・#7119で一部実施している、市町村郡
北海道札幌市(さっぽろし)周辺:約205万人
神奈川県横浜市(よこはまし) :約372万人
兵庫県神戸市(こうべし) :約154万人
和歌山県田辺市(たなべし)周辺:約9万人
兵庫県芦屋市(あしやし):約9万人(2019年4月1日)
広島県広島市(ひろしまし):周辺一部(新規)
山口県:岩国市、和木町(新規)
都道府県の一部ですが、こちらも夜間・休日と#7119が利用でき、今後の普及期待したいと思います。
#7119以外の番号で実施している都道府県。
#7119は利用できませんが、それ以外に24時間体制で相談窓口を実施している都道府県。
山形県(やまがたけん)
山形県救急電話相談(#8000 #8500)
毎日相談日が設けられていますが、相談時間が決まっております。
相談日:毎日
相談時間:19時~翌朝8時(令和元年7月より相談時間延長)
「#8000」15歳未満対象とした小児救急電話相談です。
主な相談内容
・子どもの発熱についての相談
・子どもの嘔吐(おうと)や下痢(げり)についての相談
・子どもの急な病気についての相談
「#8000」は山形県内のプッシュ回線又は携帯電話で通話可能です。
「023-633-0299」ダイヤル回線、IP電話、PHSから通話可能。
「#8500」15歳以上対象とした大人の救急電話相談です。
主な相談内容
・発熱、頭痛
・腹痛、めまい、吐き気
・急な病気の相談
「#8500」は形県内のプッシュ回線又は携帯電話で通話可能です。
「023-633-0799」ダイヤル回線、IP電話、PHSから通話可能。
山形県の「#8000 #8500」相談は、概ね10分以内で、電話相談は診療行為、医療行為ではなく電話でのアドバイスで相談者の参考としていただくものとしています。
相談は無料ですが、通話料はかかります。
栃木県(とちぎけん)
子供向けと大人向けの相談窓口があります。
お子さん(概ね15歳未満の方)の急な病気やけがに関する相談窓口があり経験豊富な看護師がアドバイスしてくれます。
とちぎ子ども救急電話相談(#8000)
携帯電話やプッシュ回線以外の場合は、028-600-0099
・相談時間
月曜日~土曜日 午後6時~翌朝8時
日曜日、祝日 24時間(午前8時~翌朝8時)
・相談内容
お子さんの急な病気やけがに関する相談
注意として、慢性疾患や育児相談には応じられませんので注意が必要です。
緊急、重症の場合は、迷わず119番を利用すること、電話によるアドバイスを行うもので、診断や医療行為は行わないとれてます。
大人(概ね15歳以上の方)を対象とした救急電話相談です。
急な病気やけがで心配なとき、救急車要請や医療機関受診の要否、看護師がアドバイスします。
電話番号「#7111」
携帯電話やプッシュ回線以外の場合は 028-623-3344
・相談時間
毎日 午後6時~午後10時
・相談内容
急な病気やけがに関する相談
子ども向けと大人向けの相談できる時間帯が違うので気をつけたい。
非対応地区の都道府県では相談所もできない地域があるので、相談できるのは有効ですね。
千葉県(ちばけん)
大人向けと子ども向けの相談する電話回線があります。
病院へ行くか、救急車を呼ぶか迷った場合に相談してくださいと千葉県では「救急安心電話相談」が設けられています。
電話番号
「#7009」又は 03-6735-8305
ダイヤル回線、IP電話、光電話、PHSからは、03(6735)8305となります。
実施日 毎日
相談時間
平日と土曜日 午後6時~午後11時まで
日曜日と祝日 午前9時~午後11時まで(年末年始12月29~1月3日、GW4月29日~5月5日)
千葉県の小児の相談窓口は「#8000」となります。
受診した方がよいのか?様子をみても大丈夫なのか?看護師や小児科医が電話でアドバイスします。
電話番号
「#8000」又は 043-242-9939
ダイヤル回線、IP電話、光電話、PHSからは、043-242-9939となります。
相談日時
毎日・夜間 午後7時~翌朝午前6時
相談は無料、通話料はかかります。
緊急・重篤な場合は迷わず119番へ連絡します。
香川県(かがわけん)
「子ども向け電話相談」と「一般向け電話相談」があります。
看護師や医師が夜間の急な病気の相談に応じ、医療機関へ受診する必要があるかどうかのアドバイスを行います。
小児救急電話相談(15歳未満)
時間 毎日午後7時~翌朝午前8時
電話 「#8000」又は087-823-1588
一般向け救急電話相談(15歳以上)
時間 毎日午後7時~翌朝午前8時
電話 087-812-1055
毎日午後7時から翌朝まで対応しているところがすごい。
2018年(平成30)年度中に#7119実施された都道府県
鳥取県(とっとりけん)
平成30年9月1日より「#7119」を開設しています。
夜間の急な病気やけが、すぐに受診したほうがよいのか悩んでいる時に利用します。
15歳未満のお子さん対象「子ども救急ダイヤル」
電話 「#8000」又は 03-5276-9137(ダイヤル回線、IP電話、PHS)
15歳以上の大人対象「おとな救急ダイヤル」
電話 「#7119」又は 03-5367-2364(ダイヤル回線、IP電話、PHS)
相談時間
平日 午後7時~翌朝午前8時
土・日・祝・年末年始 午前8時~翌朝8時
相談内容
発熱、頭痛、腹痛、吐き気、急な病気やけがに関する相談
経験豊富な看護師などが医療機関の受診の必要性、対処方法を助言、アドバイスします。
相談料金は無料ですが、通話料金がかかります。
広島県広島市(ひろしまし)周辺
2018年(平成30年)9月9日現在、#7119は開設されていませんでした。
2019年4月の調査すると、#7119は全域ではないですが一部開設しています。
こどもの救急電話相談窓口は開設されています。
電話 「#8000」又は 082-505-1399(携帯電話可能)
時間 毎日午後7時~翌朝8時
休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受診したほうがよいのか小児科医師又は看護師への電話による相談ができるものです。
大人用救急電話相談窓口が開設されました。(2019年1月28日)
救急相談センター広島広域都市園(#7119該当する名称)
電話 「#7119」又は 082-246-2000(携帯電話可能)
時間 24時間365日
全域ではないので対象エリアをご紹介します。
【広島県内】
広島市、呉市、竹原市、大竹市、東広島市、廿日市市、安芸高田市、江田島市、府中町、海田町、熊野町、坂町、安芸太田町
【山口県内】
岩国市、和木町
相談料は無料、通話料金はかかります。
2019年(平成31)年度以降に#7119開設、又は開設予定
・兵庫県芦屋市
2019年4月1日午前9時に開設されました。
電話 「#7119」又は 078-331-7119(すべての電話可能)
時間 24時間365日
「救急安心センターこうべ」につながります。
・京都府
2018年10月8日の京都新聞によれば、検討段階のようです。(京都新聞記事こちら)
・静岡県
2018年11月21日の静岡新聞によれば、検討中のようです。
全国版救急受診アプリ「Q助」
総務省消防庁から病気やケガの際、自ら行う救急度判定として全国版救急受診アプリ「Q助」を推奨しています。
2017年(平成29)年5月から開始されています。
Q助のアプリで操作後、画面の色で緊急度が表示されます。
赤:今すぐ救急車を呼びましょう
黄:できるだけ早めに医療機関を受診しましょう
緑:緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう
白:引き続き、注意して様子をみてください
操作後、いずれかの表示になり「赤」表示の場合は、そのまま119番に通報できるので便利です。
アプリは下記からインストールできます。
Google Play 全国版救急受診アプリ「Q助」 こちら
スマートフォンにアプリを入れておき「いざ」という場合、利用するのもオススメです。
#7119以外の全国医療システム
これから先、#7119も普及されてくるはずですが、まだ普及率は50%未満です。
旅行中、体調がすぐれない時などに備え、各都道府県の相談窓口もご紹介します。
北海道:#7119対応(札幌市のみ) 北海道救急医療・広域災害情報システム こちら
秋田県:あきた医療情報ガイド こちら
岩手県:岩手医療ネット こちら
宮城県:#7119対応 宮城県医療機能情報提供システム こちら
福島県:ふくしま医療情報ネット こちら
栃木県:とちぎ医療情報ネット こちら
群馬県:ぐんま統合型医療システム こちら
茨城県:#7119対応 茨城県救急医療情報システム こちら
埼玉県:#7119対応 埼玉県救急医療情報システム こちら
千葉県:ちば救急医療ネット こちら
東京都:#7119対応(23区と多摩地区) 東京都福祉保健局 24時間医療機関案内 こちら
神奈川県:#7119対応(横浜市のみ) 神奈川県救急医療情報システム こちら
新潟県:#7119対応 にいがた医療情報ネット こちら
富山県:とやま医療情報ガイド こちら
静岡県:医療ネットしずおか こちら
滋賀県:医療ネット滋賀 こちら
京都府:京都健康医療よろずネット こちら
兵庫県:#7119対応(神戸市・芦屋市のみ) 兵庫県広域災害・救急医療情報システム こちら
奈良県:#7119対応(全域なのか調査中) なら医療情報ネット こちら
和歌山県:#7119対応(田辺市のみ) わかやま医療情報ネット こちら
鳥取県:#7119対応 とっとり医療情報ネット こちら
島根県:島根県の救急告示病院一覧 こちら
岡山県:おかやま医療情報ネット こちら
広島県:#7119対応(一部) 救急医療NET HIROSHIMA こちら
山口県:#7119対応(岩国市・和木町のみ)やまぐち医療情報ネット こちら
徳島県:医療とくしま こちら
福岡県:#7119対応 福岡県広域災害・救急医療情報システム こちら
鹿児島県:かごしま医療情報ネット こちら
おわりに
#7119の課題は認知度がまだ低いこと。
相談窓口の人材確保と医療機関の連携が必要なため全国に展開しづらいこと。
日本国民の37.9%ほどしかカバーできていないこと。(平成27年国勢調査)
電話したのにつながらないこともあるようです、ダイヤルが集中した場合が原因だそうです。
すぐに病院へゆくべきか、深夜だから明日でもよいのか、救急車をよぶべきかくらいしかアドバイスできないため、#7119番は使えないという言葉もあります。
命に関わる事業ですから、少しでも多く展開してゆくことを願っております。
一人で悩まず相談できる#7119番へ、悩みや不安が解消できる窓口ですから該当するお住まいの方は是非活用するべきだと思います。
私の県ではまだ非対応ですから、早く立ち上がるのを期待しております。
119番通報の抑制を図る「#7119番」、覚えておいて損はないと思います。
中国の武漢市で見つかった、新型肺炎、新型コロナウイルスは2020年1月時点、日本でも感染者が出ております。
風邪?インフルエンザ等の症状があるようでしたら、相談するのも手段だと思います。
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