信号機のない交差点事故!もはや人事ではない内容です

信号機のない交差点事故もはや人事ではない!





目次 Contents

信号機のない交差点事故ですが、日々ニュースとなり話題の一つになっています。
何気ない事故報道でしたが、今回の事故内容をよく調べてみると人事ではないようなことが思い浮かび記事にしました。

自動車(くるま)と自転車(じてんしゃ)の信号機ない交差点の事故を振り返り、人事ではないことに触れたいと思います。

事故内容

2018年10月15日午後0時35分ごろ、北海道釧路市新栄町の信号機のない交差点で、自転車と軽貨物車(軽ワゴン車)が衝突する事故があり、自転車を運転していた無職64歳の男性が意識不明の重体となった。

男性が乗った自転車が、左から来た軽貨物車と出合い頭に衝突しました。
現場の交差点に信号機はなく、自転車側に一時停止の標識がありました。

警察は軽貨物車を運転していた釧路市の会社員56歳の男性を、「過失運転致傷の疑い」で現行犯で逮捕しました。
調べに対し56歳の容疑者は「左ばかり気にしていてよくわからなかった」などと容疑を認めているということです。

事故現場
事故現場はこちらです。

軽ワゴン事故衝突跡
軽ワゴン車と衝突した跡(フロントガラスにヒビ)

事故現場はこちらだと思います

画像元:Google Mapストリートビュー
手前側が信号機のない交差点があります。
ちょうど正面あたりが転倒された位置だと思います。


画像元:Google Map
上から事故現場の様子を考えてみました。

自転車側には交差点の手前に一時停止線が引かれており、一事停止の標識が設置されています。

画像元:Googleストリートビュー
自転車側から見た場合の交差点。
左から来る車両は見渡しがききますが、逆に右側からくる車両は建物の陰となり一時停止しないと危ないことがわかります。

軽ワゴン車を運転していた側からの画像はこちらになります。

画像元:Googleストリートビュー
自動車側から見た場合の交差点。
左手前は駐車場なので、背の高い車が駐車していた場合、交差点に差しかかる前は減速しないと危険なことがわかります。
供述内容は「左ばかり気にしていてよくわからなかった」容疑を認めていますので、左からの交差点侵入に注意していたはずです。
逆に自転車が走ってきた右方向は、見通しがよく気づきさせすれば、このような事故が起きなかったはずです。

ただ自転車側の交差点侵入方法に問題があるのでは?という疑問が浮かびます。
もはや人事ではない場面が浮かびます。
もし自動車側が私でしたら?、自分だったら?と思うと「人事ではない」と想いませんか?
そして過失運転致死の疑いで現行犯逮捕ですよ。

一時停止(いちじていし)とは、主に道路交通において、車両などが一時的に停止すること。
また、交差点やその付近において道路標識等により車両などが一時的に停止すべきことを指定されていること。
自転車の定義:道路交通法では、自転車は「軽車両」「車両」「車両等」に含まれる。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)

すなわち自転車を運転する場合は、標識に従い一時停止が必要だったことになるはずです。

事故に対するコメント

この事故に対するコメントをいくつかご紹介したいと思います。(Yahooコメントガイドより)

自転車なんて信号は守らない、一時停止も守らない、最近は車道を走る自転車も増えてきてるけど、車は信号で停まるけど自転車は赤信号なら赤信号で横断歩道を無視して走る。所詮モラルの問題だけど

一時停止は自転車側、なのに自動車運転者が逮捕?逮捕はやり過ぎだろ警察も。
自動車側にも過失あると思うよ

自転車側が一旦停止すべき!
ということを前提にした上で、自動車側もたとえ優先道路を走っていても自転車や一旦停止無視車が来るかもしれないという運転をすべき。

一時停止しない自転車が多くてこわいです。自転車も講習が必要では?

頼むから自転車、ながらスマホ、スマ歩行者の規制ももっと厳しくしてくれ︎
自由すぎる年配、スマホ見ながら運転、スマ歩行者が増えすぎて注意するにも限界がある︎。

車側が、「かもしれない」運転をするのは当たり前です。
でも、それは歩行者や自転車も「かもしれない」に気をつけてくれることが前提です。
今回は自転車側の過失が多いはずです。

自転車側の一時停止無視だろ?自動車のドライバーが逮捕されるのは限りなくおかしい。
逆なら逮捕は致し方無いがそうじゃない。
見通しは悪くないようだが、なぜ自転車止まらなかったんだ?情状酌量の余地は十分ある。

ホントにお年寄りの自転車は、車を運転していて怖いです。
なんでもなくてもふらふらヨロヨロ運転。たおれて頭を打って亡くなる事故がかなり多い。
特にお年寄りにはヘルメットを着用とかを自転車にも義務づけてほしい。
車の運転手の過失ばかり認められてたまらない。

高齢者は自分勝手な運転する人多いからね。

自転車側に一時停止義務違反。
車のドライバーは逃げてない。
それでも逮捕?

車もよりも自転車のほうが悪いやんけ。
一時停止せんかい。

自転車が無法過ぎる。

自転車側が一時停止であるうえに
車の運転手は逃げたりしてるわけでもなく
証拠隠滅等の恐れも無いと見受けられるのですがなぜ逮捕案件?

私も人事ではないと思っていたとおりのコメントがあり、正当である意見が寄せられていて安心しました。
一時停止は、やはり停止しなければならない、そして信号のない交差点はより慎重に走らなければならない世の中となってしまったと感じます。

過失割合

今回の事故で自転車側が怠った違反行為は?
・交差点安全進行義務違反
交差点に侵入する際、考査している道路が優先道路の場合や自分の走っている道路より広い場合には、優先道路を走る車両を優先しなければなりません。
・指定場所一時不停止違反
「止まれ」という標識があるところでは、必ず一時停止しなければなりません。

というのが調べた結果、自転車側の違反行為だと思いますが、実際の事故の場合、過失割合はどうなるのでしょうか?
信号機がない交差点の直進自転車と四輪車の事故の過失割合

一方に一時停止違反がある場合の過失割合
q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B075F4HT19&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL160_&tag=sagami0d-22

自転車に一時停止規制あり、四輪車に規制なしの衝突 40%(自転車):60%(車)
自転車に一時停止規制なし、四輪車に規制ありの衝突 10%(自転車):90%(車)

一時停止の標識などは、歩行者や自転車の人は見ていないことも多いようです。
自転車が「止まれの標識」を見逃して交差点に進入し、車とぶつかった場合には、人の過失が40%と大きくなります。
ということでおそらくですが、4割(自転車):6割(車)、もしくは3割(自転車):7割(車)となるはずです。

車側は、道路交通法違反で処分される、されないこともあるようですが、治療費をめぐって民事では保険を使い負担するケースとなるようです。

交通事故は、弱者の方が基本的に有利なのは確かですが、自転車は歩行者ではなく車両ですので、一方的に車が悪くなることは有りえないようです。
いくら優先だろうが、車は自転車や歩行者に気をつけないと悪者にされるのは強者である車ですから運転は更に気をつけないといけません。

信号のない交差点予防法

信号機のないこのような事故の交差点で事故に遭わない予防法はないのか?

車の場合
・信号機のない交差点が見えたら、減速し左右確認する。
・一時停止がある場合、確実に停止する。
・優先道路の優先も信じず、減速又は徐行する。
・左右の見通しが悪い夜などは、ヘッドライトをパッシングし存在をアピールする。
・カーブミラーだけに頼らず徐行又は停止し、左右を目視してから通過する。
自転車の場合
・東京都の自転車安全利用推進事業者用動画教材です。
参考にすれば、自転車事故も減るはずです。

Youtube動画:2分54秒
自転車利用が多い方、自動車ばかり運転している方、両方にこの動画を見ればお互いの動きが理解できると思います。
危険予知にはピッタリだと思います。

おわりに
交通事故に遭われた方の一日も早い(回復/全快) を心からお祈りいたします。
信号機のない交差点事故!もはや人事ではない内容でした。
昼・夜と関係なく信号機のない交差点事故は多発していると思います。
ますます増える高齢者、高齢者のドライバー運転、高齢者の自転車運転、高齢者の歩行にも注意が必要だと思います。
信号機のない交差点、通勤、通学、親戚宅、友人宅、おでかけ等には十二分にご注意ください。

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