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鎌倉五山の第1位である「建長寺(けんちょうじ)」、神奈川県鎌倉市山之内にある寺院です。
紅葉の名所ですという情報もあり訪れてみたのはよいのですが、「どこ?」というのがまず正直な気持ちになります。
迷わず紅葉を楽しみたい方向けでしょうか。
あと見頃はいつ?と思われるはず、場所と見頃と少し案内含めた内容でご紹介したいと思います。
建長寺の紅葉 見頃を知るには?
更新されている(紅葉画像がある情報)は直近でも2018年のため、投稿されておらず参考にしにくい面もあります。
場所は「半増坊(はんぞうぼう)」までの参道で撮影されているのが多いです。
「建長寺」からも発信、また「鎌倉情報館」からも紅葉の時期を発信してくださっております。
紅葉(モミジ)・黄葉(イチョウ)の紅葉具合を毎週、火曜日・金曜日で紅葉状況を教えてくれております。
11月24日:紅葉(色づき始め) 黄葉(色づき始め)
11月26日:紅葉(一部見頃)0000黄葉(色づき始め)
「一部見頃」からまもなく「見頃」という表示が切り替わると思います、12月上旬あたりからでしょうか。
親切に教えてくれているのは「落葉」につていも掲載されることです。
見頃は過ぎたことになり冬支度へということでしょう。
サイトを開き、建長寺以外の場所も掲載されているので紅葉観光目安になるはずです。
以上が建長寺の紅葉シーズンを知る方法だと思います。
建長寺の紅葉 場所は?
建長寺の総門(拝観受付後)紅葉はどこ?となるほど広く、総門(拝観受付)から観ると奥には三門、手前の参道は「桜」の木がぎっしりと覆い春先にはサクラのトンネルになり紅葉時期とは違う観光名所になること間違いないはずです。
(画像や地図はクリックするとすべて拡大します)
この桜の木はすごいボリュームです。(春が楽しみ)
では建長寺の紅葉はどこ?
その前に少し寄り道します。
境内図では広い敷地が目につき、よく見ると縦長となっております、どれくらいの距離?。
総門(拝観料受付)場所から半僧坊まで直線距離では約650mでした。
あと建長寺の境内図面で注意したいことは、地図右側が主に建長寺専門道場・修業道場となっており立入禁止だと言うことになります。
どのくらいの「非公開エリア」なのでしょう。
↓赤ラインが一般の観光は立入できないエリアとなります。
観光するにはどの道順で行けよいのか見えてきます。
紅葉ルート・道順を入れてみました。
このような観光しながら紅葉を楽しむルートではないでしょうか。
では、ご理解できたところで紅葉観光、出発です。
まっすく進めと、建長寺のパンフレット表紙にもなっている「三門(さんもん)」重要文化財(2005年指定)からです。
三門(三解脱門)の略だそうで、楼上(高い建物の上)には五百羅漢・釈迦如来・十六羅漢を安置しております。
三間一戸の二重門は東日本最大の規模です。
下を通れば「心が清浄(清らかでけがれがないこと)」になれるようです。
1775年(安永4年)に再建(別名:狸の三門)。
右方向には国宝の「梵鐘(ぼんしょう)」重さ2.7トンもあり三門くぐる前に立ち寄りたい場所です。
1255年(建長7年)に鋳造されたもの。
小説家 夏目漱石の俳句「鐘つけば銀杏(いちょう)ちるなり建長寺」もここでした。
梵鐘の観光あと、拝観目的で三門をくぐることがよいのでは思います。
三門くぐる途中に「おびんずるさま」があり、痛いところを擦ると治して下さいます、と書かれてます。
皆さん擦られておりました。
ツヤがあります。
三門をくぐりその先には「建長寺の柏槇(びゃくしん)」が迎えております。
高さは13m、周囲は6.5m、樹齢は約760年だそうです、太いです、高いです、紅葉ではないです。
和名イブキ(ヒノキ科)なので紅葉は残念ですが、見ごたえは十分だと思います。
紅葉にふれていませんでしたが、ようやく柏槇のある場所から西側方向(マップでは左側)に少しですが紅葉が観られます。
↓の境内図、青い丸のところ。
紅葉前だと。
色づきはじめると、上下を比較↑↓。
ポツリとある感じですが、建長寺ここまで来てようやく見つけた紅葉場所です。
11月24日時点ではまだ見頃ではないようです、見頃の情報大切さ感じます。
柏槇(びゃくしん)の先には「仏殿」があります。
一礼合掌し拝観してください。
仏殿建物左側へ進みます、このあたりもモミジはありません。
庭園を見るため「龍王殿・方丈」入口である「大玄関」を目指します。
↓画像直進すれば「大玄関」です。
中へ入ると、ビニール袋があり靴を入れスリッパに履き替えます。
拝観順路に従い進むと「名勝史跡 庭園」が観れます。
方丈(龍王殿)正門あたりにはモミジはない。
方丈内撮影(座禅中は撮影禁止)
広いです、宝冠釈迦如来が祀られております、一礼合掌忘れずに。
もとは住職が居住する場所でしたが、今は法要・座禅・研修の場として利用されてます。
建物は1732年(享保17年)の建物。
最初に入られた「総門」と同じく京都の般舟三昧院(はんじゅざんまいいん)より1940年(昭和15年)移築されたものです。
方丈(龍王殿)はグルリと一周まわれます、途中にお手洗(男女別)があります。
その先に「庭園」があります。
長椅子もありここで庭園を眺めて休憩するのがオススメとなります。
ようやく紅葉がたくさん観れる場所に到着した模様でした。
地図でこの庭園と紅葉位置関係を見てみます。
青い丸枠とそばに蘸碧池(さんぺきち) を中心した方丈庭園。
庭園内に亀島・鶴島があるので、見つけるのも休憩にはよいと思います。
紅葉は蘸碧池(さんぺきち)という名の池左側にあったので移動します。
右手には「唐門(勅使門)」がきらびやかに。(重要文化財)
手前の横には休憩所(喫煙可能)、公衆便所、飲料用自動販売機があります。
北鎌倉の数ある寺院でしかも境内で喫煙できるのはここだけ?だと思います。
トイレ前には自動販売機があり、購入するも「10円切れ」ランプ点灯!
ICカードも使えたのですが、焦りのあまり購入できず断念!ガクッ。
建長寺には小銭とICカードを忘れずにと気づいた瞬間でした。
トイレ休憩もすませたら、いよいよ紅葉場所へと、今まで歩いてきましたがこ「これぞ紅葉」という場所はなかったので期待したいところです。
東屋・休憩場所を過ぎ道沿いに上ってゆくとすぐに「龍峰院」「天源院」の入口が見えてきます。
ここから先、平坦ではなく上りになります。
↓画像左側(天源院)入口、右側は半僧坊までの順路です。
モミジが色づきはじめ、ようやく紅葉スポットに出会えたという感じになります。
「龍峰院」「天源院」は紅葉スポットでした。
撮影はまだ紅葉が早かったため撮りませんでしたが、階段を上り撮影するのおすすめです。
右方向へ進みます。
龍峰院の入口です↓。
あと、もう少しという色づきでした。
地図で「龍峰院」「天源院」の紅葉スポットを確認しておきます。
少しずつですが、紅葉スポット青丸部分が増えてきました。
龍峰院も上らず「半僧坊」まで進みます。
その先にある石壁の部分で振り返ると、モミジが道路をかぶさるような姿が観られます。
ここも紅葉スポットでしょう。
まだ色づきしていませんがよい場所です。
↓「正統院」の入口です。
モミジもあり、まだ紅葉されてませんが、色づきはじめたらここも撮影スポットになります。
「半僧坊」の順路は右方向と矢印看板があるので、正統院には上がらず右方向へに進みます。
蘸碧池(さんぺきち)の池を逆側から見るような移動となります。
しばらくは民家?でしょうか、少し建長寺?ではないような場所を歩いてゆきます。
「半僧坊」の入口です、狛犬がおりここだけ平坦ですが、その先はすべて階段になります。
モミジもあり色づいておりませんが、この先すべてが紅葉スポットになります。
情報サイトの紅葉画像も「半僧坊」から撮影したものが多いからです。
どんどん進むと自然が感じられるようになります。
ここまでくると、モミジやイチョウもあり紅や黄となりつつ、疲れますが癒されるのは間違いない。
ただ、色づきがないと癒し効果は半減です。
トンネルと思えるほど階段上を覆うモミジは素敵です。
↓お気に入りの1枚。ガォー
途中で撮影、あと少しで半僧坊です。
紅色であればまさに満足できるはずです。
半僧坊まで行けば、天気がよければ見晴しもよいのでチャレンジでしょう。
地図上で紅葉スポット完成図です。
境内の建物周辺には紅葉スポットが少なく、左側にある天源院の入口から正統院まで、半僧坊の参道までが紅葉スポットでした。
以上が建長寺の紅葉スポットと場所になります。
御朱印で気をつけたいこと
まずはこの画像を観てください。
赤矢印:正規(拝観料支払い後、御朱印いただける朱印所へ)
黄矢印:やってはいけないルート
そうなんです、拝観料支払わないで黄色のラインに行く人がおりました。
やはり御朱印をいただくには、神仏に手を合わせ、参拝してからいただくことではないでしょうか。
アクセス
寺院名:建長寺(正式名称:建長興国禅寺(けんちょうこうこくぜんじ)
所在地:〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8
本 尊:地蔵菩薩
創建年:建長5年(1253年)
礼 所:鎌倉三十三観音霊場28番 他
文化財:絹本淡彩蘭渓道隆像・大覚禅師墨蹟法語規則・梵鐘(国宝)山門・法堂・絹本著色釈迦三尊像 他
問合わせ:0467-22-0981
拝観時間:8:30~16:30
休 日:無休
拝観料金:大人500円(高校生以上) 小人200円(中学生・小学生)
注意事項:カメラの一脚や三脚は使用禁止
・電車の場合
最寄駅は「JR北鎌倉駅」になります。JR横須賀線「東日本旅客鉄道(JR東日本)」
JR北鎌倉駅より県道21号沿いに歩き1.1Km、徒歩だと約14分の位置になります。
・自動車の場合
横浜横須賀道路「朝比奈I.C」を降り県道204号へ→県道21号へ道なり約20分程度です。
<駐車場>
台数:乗用車20台
営業時間:8:30~16:30
料金:乗用車600円/回
駐車場はこのように広いですが観光バス用なので車での駐車場スペースは少ない
Googleストリートビューなので360℃見渡せます。
・自転車やバイクの場合
北鎌倉駅そばにある「北鎌倉サイクルパーク」へ停めれます。
ただし、バイクの場合は50CC以下です
大型二輪のバイクは停められません。
・バスの場合
JR横須賀線「北鎌倉」駅より江ノ電バス「鎌倉行き」乗車、「建長寺」下車 乗車時間約5分
公式サイト 江ノ電バス 北鎌倉⇒建長寺 時刻表・料金はこちら
距離:1Km 乗車時間:約4分
おわりに
建長寺の紅葉を観るには少し移動が必要となることご注意ください。
そのためにも最高の見頃を判断し観光頑張っていただければと思います。
見頃判断材料は、利用できると思います。
紅葉ルートもそれなりに活用していただければ幸いです。
所要時間は1時間以上かかると思います。
必要な持ち物は、飲料水、帽子でしょうか、舗装されてますのでシューズなら大丈夫、ヒールタイプは半僧坊まで行くなら控えたほうがよいかもしれません。
混雑具合ですが日曜日に行きましたがこれだけの広さ、気にはなりませんでした。
御朱印所も10名ほど並ぶくらいでした。
御朱印を頂く際に注意すること、では建長寺の朱印所は拝観料入口、半僧坊の朱印所もありますので間違えないように。
各300円です。
これからが12月上旬が見頃だと思います、よければご参考に!
鎌倉紅葉観光
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