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北海道の占冠村(しむかっぷむら)のトマムスキー場周辺で発生した雪崩、男女8人が巻き込まれ男性一人が亡くなる事故があり、心肺停止の状態で発見されました。
雪崩が発生した場所は、滑走禁止のコース外で斜面は急だったそうです。
二次災害の可能性も考えられる中での救出だったのではないでしょうか。
そもそも危険というリスクと隣り合わせだと思うバックカントリーとは、いったい何なのでしょう?
コース外だから自業自得とも非難される方も多くコメントもあります。
バックカントリーの危険性など含め、同じような事故が起こらないためにも調べてみました。
バックカントリーとは
バックカントリーとは、設備が整っている施設(レジャー)区域以外の周囲(エリア)です。
自然がありのまま残っているエリアとも言われております。
通常レジャーで楽しむ場合は、バックカントリーとは違いフロントカントリーという名称でトイレや避難小屋が整備された場所で楽しむはずですが、バックカントリーの場合は、整備されていない環境で楽しむことになります。
自己責任で危険な場所へ挑むことを好まれる方も多く、その反面事故も多い。
バックカントリーエリアで繰り広げられているスポーツ。
・スキー
・スノーボード
・キャンプ
スキー場によりますが、バックカントリースキー用にコース外へ出られるゲートも設置している施設もあります。
ゲートを設置したことで、遭難した場合に備え場所の把握がしやすい、早期救助を目的とした役目も果たします。
バックカントリーは、コース外であるため自力で解決しなければならない。
かなりリスク、危険度が高いことが理解できると思います。
遭難しないために
管理されていない斜面に潜む危険なものは、やはり遭難です。
登山計画や装備が不十分が考えられますが、バックカントリーでは事故によるケガと遭難になるようです。
主な原因
・雪崩によるもの
・立ち木への衝突
・雪穴へ転落
・吹雪等による視界不良時で道に迷う
2月の山岳避難発生状況(2002年~2019年)
立木に衝突し腰部、胸部を負傷、管理区域外をスノーボードで滑走中、下山方向を見失うなど主な原因が書かれております。
1月の山岳避難発生状況(2002年~2019年)
雪崩に巻き込まれ埋没し死亡、深雪に足を取られ転倒し右足を負傷など数多く事故原因が記載されてます。
遭難にならないためにも計画書の提出(家族や知人へ伝えておく)、ビーコンなどの装備は必ず携行します。
携行する持ち物
・現在地の確認できる装備
・ハイクアップ対応品
・雪崩対策品
・緊急時対応品
雪崩に対しての予防「セミナー参加」日本雪崩ネットワークに参加してもよいかもしれません。
知識や装備、低体温症などについても理解しておきたい。
バックカントリーの雪崩対策も参考になります。
また、「ロープの向こう側」という内容も具体的に危険を呼びかけております。
実際に直近の雪崩情報もtwitterで発信しております。
穂高教室バックカントリー
冬山を目指す方は、登山教室も開催されている「バックカントリー穂高」へ参加するのもよいのかもしれません。
基礎講座から教えてもらえます。
テント、靴下、ワックス、シェラフ、ブーツ、ウェアなどは、オンラインショップでも購入が可能です。
おわりに
バックカントリーは、圧雪されていない自然のままの雪上を滑走するのが魅力だと思います。
パウダースノー、自分のシュプールを描ける、景色、木々などを抜ける爽快感、スリリングなど味わえるはずです。
ただし危険と隣合わせだと思います。
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