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天草キリシタン館(あまくさきりしたんかん)、語り継ぎたい、語り継がれるべき歴史である内容を展示している施設です。
殉教公園(じゅんきょうこうえん)近く熊本県天草市船之町に位置し、高台にあるため本渡市内を見渡すことができる場所でもあります。
キリシタン文化と天草と聞けば、島原の乱:一揆軍の総大将、天草四郎と歴史に詳しい方は思い浮かぶと思います。
歴史が得意でない方も「一揆」「踏み絵」「隠れキリシタン」などの言葉を聞けば、学校で習った言葉として思い出すのではないでしょうか。
まず天草にあるキリシタン文化と関わりをもつ観光施設を掲げます。
・天草四郎ミュージアム(旧メモリアルホール)
・天草キリシタン館
・天草コレジヨ館
・祗園橋
・崎津教会(さきつきょうかい)
・天草ロザリオ館
・大江教会(おおえきょうかい)
天草には施設(語り継がれるべき歴史)があり、キリシタンの歴史がこれほどにもあるので「天草の歴史はキリシタンの歴史」とも言うべき場所ではないでしょうか。
数ある中の一つ「天草キリシタン館」はその歴史や文化に触れることができる施設となっております。
歴史が不得意な方でも、ここに訪れてみれば歴史の現実を理解できるので、歴史を学ぼうという気持ちが高まるのではないかと考えます。
天草キリシタン館の見どころや駐車場など含めてご紹介します。
天草キリシタン館と他施設位置関係
はじめに、上記掲げたキリシタンに関わる施設をご紹介します。
どれだけ近い場所にこれだけ施設が存在しているのか理解してみたいと思います。
天草の一帯に施設があるのがわかると思います。
(赤アイコン:天草キリシタン館)
では寛永14年(1637年)、島原の乱が勃発し総大将の天草四郎とキリスト信者が一揆を起こしろう城した原城はどこに。
紫アイコン:原城跡 赤アイコン:天草キリシタン館
こんなにも近い場所でした。
天草キリシタン館
位置関係が理解したことで、なぜ?日本の歴史に残る最大規模の一揆(天草一揆)が起きた理由、なぜ幕府と戦わなければならなかったのか?「天草キリシタン館」には文化財が展示されており語り継ぐための資料を観ることができるのです。
天草キリシタン館で観れる展示物(約150点)。
・天草一揆で使用された武器
・天草四郎陣中旗
・キリシタン弾圧期の踏み絵
・隠れ(潜伏)キリシタンの生活品
・マリア観音
4つのゾーンにわかれて解説してくれてます。
1、天草キリシタン史
2、南蛮文化の伝来と天草
3、天草・島原の乱
4、乱後の天草復興とキリスト教信仰
天草キリシタン館の見どころ
天草キリシタン館の1階で撮影は可能ですが、2階はすべて撮影できません、ご注意ください。
はじめに2Fにある「図書観覧コーナー」で上映時間約12分の映像を観ることでキリシタン史、天草の歴史を学び理解することができるので観覧前に補助映像として「陣中旗が見た天草の歴史」観るのオススメです。
ただし、団体等がある場合は別の場所になるようです。
他の場所では「ぐるっと天草 宝島をめぐる旅」も約12分上映しているのでタイミングにあわせて観てください。
見どころ、私の判断によるもの。
見所は、もちろん「天草四郎陣中旗」です。
はじめに観れる「天草四郎陣中旗」です。
斑点状のものは血痕、刀と槍の傷も見られます。
キリシタン一揆軍3万7千のシンボルとして原城内に掲げられていたそうです。
大きさは畳半畳ほど。
左右に合掌し礼拝する天使、中央にはカリス(聖杯)、上部にホスチア(聖体)。
油絵であり、描いたのは山田右衛門作(やまだえもさく)という説もあるようです。
天草・島原の乱、総大将の天草四郎が率いた一揆軍が使用していた旗、見逃さないように。
通常は精巧なレプリカで観賞となります、本物なら下記の日程ですと観れるようです。
次の見どころが「マリア仏」です。
江戸時代の「禁教令(きんきょうれい)」によって弾圧を受けるも、隠れキリシタン(キリスト教徒)が聖母マリアの化身として、ひそかに崇拝した観音像(観音菩薩像)です。
禁教令(きんきょうれい)は、ある宗教を信仰したり布教したりすることを禁ずる命令(法令)のことである。
日本においては特にキリスト教を禁じていたものを指し、キリスト教禁止令(キリシタン禁制、禁令)とも呼ばれる。
禁制扱いになった宗教は邪宗門と呼ばれた。
通常、単に禁教令と言った場合には、日本で1612年(慶長17年)及び翌1613年に江戸幕府が出したキリスト教を禁ずる法令を指す。
邪宗門(じゃしゅうもん)は、「邪な宗門」、つまり現代風に言えば「邪悪な宗教」といった意味の言葉・表現で、豊臣政権や江戸幕府が特定の宗教・宗派に対して用いた一種の政治用語。
中国製の青磁(せいじ)製、手のひらサイズで小さいのでお見逃しなく。
「マリア観音像・観音菩薩像」も見ごたえはあると思います。
「イエズス会紋章入り壺」:イエズス会の紋章はこちらです
手で手繰って祈る10個の珠と十字架だけとなるシンプルなもの。
「ロザリオ」:ロザリオの例はこちらです
「隠し十字仏」:↓こちら↓
以上が見所だと思うのですが、およそ展示物150点あるので気になる好みはそれぞれあると思います。
クチコミによる評価は?
私の主張するのではなく、訪れた方のコメントも把握して観光の目安など探してみます。
国指定重要文化財の「陣中旗」「マリア像」「ロザリオ」「隠し十字仏」「さかさ観音」「踏み絵」を観ておく。
「天草四郎陣中旗」を観るだけでも入館する価値があります。
「仏教」や「神道」「キリスト教」3つを「意図的に共生させた」という歴史もあった。
「神への信仰心」「辛い時代」でも、私達の先祖がした過ちを体感できる。
歴史が苦手な私でもここで起きた大きな出来事を知れます。
歴史の裏側に触れたような気分になる。
天草島原の乱、潜伏キリシタンについて学べます。
天草キリシタンの歴史が人目で分かる資料館
様々な納得できるコメント、参考になると思います。
天草四郎陣中旗の一般公開日
国指定重要文化財「天草四郎陣中旗」公開日は毎年月日が決まっております。
03月:03月1日~03月7日
05月:05月1日~05月7日
08月:08月1日~08月7日
11月:11月1日~11月7日
当面はこのスケジュールで公開するそうです。
通称:「天草四郎陣中旗」
文化財指定名称:「綸子地著色聖体秘蹟図指物」(りんずじちゃくしょくせいたいひせきずさしもの)
本物の旗は年間を通じて「28日間」しか観ることができません、ご注意ください。
天草キリシタン館の観覧無料日
まれに観覧無料日がありますので、公式サイトで確認されるとよいのかもしれません。
「新天皇即位礼正殿の儀」に伴う無料公開
令和元年10月22日(火) 8:30~17:00(最終入館)
フェイスブック:天草市立キリシタン館
2016年8月6日~12月4日まで「キリスト教伝来450年記念特別展」実施されました。
天草キリシタン館の基本情報
所在地:〒863-0017 熊本県天草市船之尾町19-52
開館時間:8:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:12月30日~翌年1月1日
入館料:(2階展示室観覧の場合)
一 般:300円
高校生:200円
小・中学生:150円
問合せ:0969‐22‐3845
尚、2F展示室以外の入館は無料
駐車場は4ヶ所?
天草市立キリシタン館、普通乗用車の駐車場は正規は3箇所ですが、建物前でも駐車が可能かもしれません。(計4ヶ所)
公式サイトによる駐車場 自動車3箇所と大型バス駐車場の地図はこちらです
「正規駐車場までのルート」駐車場を含めてご紹介します。
↓Map画像にある交差点を左折します。
左側に看板が見えます、県道44号「本渡苓北線(ほんどれいほくせん)」左折後は「一歩通行」になります。
1つ目:左折御、上って行く途中、最初に↓このような駐車場があります。↓
普通乗用車4台+軽自動車1台=5台
約350m徒歩ですと5分の位置になり一番キリシタン館から遠い場所です。
すぐ先には左側にバス専用駐車場、↓大型バス1台↓が停められるスペースがあります。
2つ目:バス専用駐車場先には、右側に公衆トイレ(多目的トイレ含)があり普通車の駐車場もあります。
普通乗用車4台(障がい者専用スペース1台含)
約300m徒歩ですと4分の位置になり先ほどより50mほど近くなります。
3つ目:さらに坂道を上ると、市立キリシタン館まで徒歩で残り約83m、1分という場所に位置してます。
今までの場所が正規の駐車場です「P」表示あり、障がい者専用駐車場1台を含む計5台。
4つ目:もう一つの駐車場は市立キリシタン館の入口前でも停められるようでした。
場所はこのような位置関係です。
正面に停められるようなので、非常に便利ですが「P」表示もなく不安ですが、停めている方も多かったです。
観光バスも停まっておりました。
一方通行であり、唯一ここだけ道幅が広いためつい停めてしまう傾向でしょうか。
見晴しもよく喫煙場所でもあります。(のぼり旗横に灰皿)
晴れていればここから眺める本渡景色は高台なのでおすすめです。
このように駐車場は実は4ヶ所あるのでは?という結果になります。
一方通行なので、キリシタン館前を通り過ぎれば一回りしなくてはならないので正規の駐車場が満車の場合、自己責任になりますがここにもあること理解していただければと思います。
観光バスが停まっていなければ、10台くらいは停められると思います。(私もこの場所に停めました)
アクセス
九州自動車道「松橋IC」から自動車で行く場合
距離は72.7Km、所要時間は約1時間45分ほどになります。
松崎IC⇒天草・松橋方面国道266号へ向かいます⇒国道266号から「みすみIC」右折、三角大矢野道路「天草」へ向かいます。
三角大矢野道路「登立IC」右折、牛深・天草市方面へ国道266号に入ります。
国道266号「合津IC」右折、松嶋有料道路(国道324号)、合津IC・本渡方面へ。
(普通車:200円)
国道324号交差点「牛深・本渡」方面左折へ。
国道324号交差点「牛深・下田温泉・本渡市街」右折、国道266号方面へ。
「天草瀬戸大橋」渡りきり「苓北・五和・本渡市街」空港方面、国道324号、左へ下ります。
「天草工高前」交差点、「苓北・五和・本渡市街」空港方面、国道324号、左折します。
国道324号交差点「大浜町」交差点、左折します。
↓「キリシタン館」↓右折の看板があるので、次の信号機付交差点を右折します。
信号機右折後、「キリシタン館」入口看板が見えるので左折すれば駐車場と「キリシタン館」入口になり到着です。
左折後は「一方通行」の道路です。
天草空港からから自動車で行く場合
距離は6.2Km、所要時間は約12分ほどになります。
天草空港ターミナルから県道334号沿いに走ります。
交差点「本渡市街」方面を左折、県道47号(本渡五和線)。
信号機のある交差点「県道44号線」方面へ右折します。
県道44号を走ると右側に「天草キリシタン館」入口看板が見えます。
右折後、駐車場と天草キリシタン館到着となります。
右側に見えるのが右折する場所です、右折後は一方通行になります。
おわりに
天草キリシタン館の見どころやクチコミによる情報等でした。
障がい者向け施設でもあり、建物の前では専用エスカレーターもあり足の悪い人でも可能です。
車椅子トイレ、エレベター完備されております。
またおむつ交換台もあるのでお子さま連れでも観光できると思います。
滞在時間は、30~40分くらいでしょうか。
天草の歴史、天草キリシタンに関わる情報や資料を基に学べる天草キリシタン館へ観光いかがでしょう。
熊本県天草方面観光はこちらです。
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