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天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)こもってしまい八百万の神々が天安河原(あまのやすがわら)で集まりどうやって隠れてしまった天照大御神さまを出そうか、相談された洞窟です。
天安河原の御祭神は、思兼神(おもいかねのかみ) 八百萬神(やおよろずのかみ)です。
思兼神:知恵・思考・思慮の神さま
八百萬神:多くの神々・あらゆる神々(総数はあいまい八百万の神々)
このように集まり会議された神さまが天安河原の洞窟に祀られています。
場所は、天岩戸神社西本宮から約500mの岩戸川の川上にあり、歩いても約15分という所にあります。
洞窟の正式名称は、仰慕窟(ぎょうぼがいわや)と言い、正面の幅(間口)40mもああり、奥行きは30mとなっており、願い事がかなうと信じて訪れるかたも多いようです。
願いの叶え方は特徴があり、洞窟の周辺にはいくつも「石積み」がされております。
これでもかと思うほど積み上げられていたり、平らな石を積み重ねるのでどこで探したの?と訪れた際は驚くはずです。
ご利益は、祈願の石積みをして願掛けすると願いがかなうと伝えられています。
調べてみると、トラブルがあるとき、再びチャレンジしたい場合や解決したい問題がある際に訪れるのがよいとも伝えられています。
仰慕窟(ぎょうぼがいわや)の洞窟内には、天安河原宮という社があります。
天安河原は、パワースポットとしても有名であり神聖な場所でもあり、観光するには癒しと自然の力を感じるところだと思います。
天安河原の観光!道のり、注意することや杖や車椅子・ベビーカーでも行けるのか?ご紹介したいと思います。
天安河原観光(あまのやすがわらかんこう)遊歩道コース
多くの方は、天岩戸神社西本宮を参拝してから、徒歩移動で天安河原へ向かうと思います。
画像や地図を用いながら、気になった内容、注意したいことなど含め、いざ出発!ご紹介します。
徒歩で移動、天安河原までの歩き方
天安河原へ向かう場合は、周辺にトイレがないので注意ください。
片道は約15分くらい、往復だと参拝したり、混雑具合にもよりますが川沿いで行き交う場合は幅2人が限度、場所によっては待つ箇所もあります。
そのため、天岩戸神社でトイレはすませておく必要があります。
トイレの位置です。
(画像をタップすると拡大します)
紫色の丸印(2ヶ所)がトイレです、⑦が公衆トイレ(一般)、駐車場トイレは車椅子・おむつ交換もできるバリアフリートイレと公衆トイレです。
西本宮参拝後、駐車場とは逆の参道を歩き、県道204号へ出ます。
(画像タップすると拡大します)
赤丸が目標の天安河原、赤矢印が参拝後に県道に出る場所です。
県道に出たところです。歩く方向はこのGoogleストリートビューとは反対に進みます。(手前側)
天岩戸神社西本宮出口を理解していただきたいための映像です。
下記の画像、↓赤矢印方向が順路です、間違えないようご注意ください。
(画像タップすると拡大します)
天安河原までの順路、県道(赤矢印)です。
(画像タップすると拡大します)
右側に歩くとすぐにお店「あまてらす万十」屋さんが見えるので境内では販売されていなかった、ソフトクリーム、だんごなどベンチがあるので休憩してもよいかもしれませんね。
下記の建物がお店屋さんです。
もう少し頑張り歩きたい方はこの先にもソフトクリームを販売しているお店があります。
このお店屋さん前を道なりに進みます。
約50mくらいでしょうか、右側にお店屋「華幸望」さんがあります。
西本宮出口から約50mくらいの県道には、ガードレールがないので車との接触事故も考えられます。
真横に並んで歩いたり、はしゃぎ過ぎて道路へ飛び出たりしないよう注意が必要です。
また、訪れた日は雨が降ったりやんだりと傘を利用しての移動でした。
二人で並ぶとはみ出るくらいの歩道です。
少し進むと、県道から離れる分岐点になります。
左の道路が県道204号、順路としては右側の傾斜を降ります。
(画像タップすると拡大します)
ここから平坦ではなく、長い下り坂になります。
右側にオレンジ色の屋根がありますが、お店屋さん2軒ほどあり、飲食できる箇所はここまで。
過ぎると、ワイルドな下り坂と階段、川沿いを歩くという遊歩道が待っています。
飲みたい、少し食べたい方はここまでなので行きに、帰りに休憩するか判断となります。
では、車椅子とベビーカー移動はどこまで?
おそらく、あのお店屋さんまでが何とか移動できる範囲ではないでしょうか。
その先はまだ下り坂でカーブ、その後は階段となりますので、ここまでが移動できる範囲ではないでしょうか。
オレンジ色屋根のお店屋さんを過ぎると。
(画像タップすると拡大します)
まだ下り坂です、ガードレールの代わりでしょうか植栽がカバーしています。
スロープ状の下り坂カーブから階段へと変わる箇所です。
(画像タップすると拡大します)
階段でもやや幅広で、一段の高さが低いのが目立ちます。
右側はロープでなく、チェーンです、杖の方も手すりには少し使いづらいはずです。
こうなると、杖の方も長いスロープ手前のオレンジ屋根のお店までがよいのかもしれません。
車椅子・ベビーカー・杖の方は先ほどご案内したオレンジ色屋根のお店までがよいのかもしれません。
雨の日だったのと、落ち葉もあり、右は崖です。
小さいお子さんもこの部分は、転落しないよう注意が必要です。
ここを過ぎると、手すりがしっかりとあります。
右は崖ですが、降りる場合は問題なさそうです、画像は下から上に撮影。
ようやく降りてばかりいた下り階段も、岩戸川の川沿いになります。
左右に道がありますが、このように「通行禁止」看板があるので、左側のみ行ける順路となり迷うことはありません。
矢印の看板表示に従い左側(川沿い)を上る感じです。
途中、橋が架かっており、ここからの眺めはいいです、自然に囲まれた感じです。
橋の全体を写すの忘れてしまいましたが、お勧めの撮影場所だと思います。
↓下の画像↓では少しだけ橋がわかります?
渡りきると、崖側には細い柵となり、歩道の一部は石がむきだしており、雨の日は滑りやすい状況にもなります。
(画像タップすると拡大します)
落下防止の柵もここで終了!えっ?この先は?
このようにしばらくは川側は柵がありません。
歩道は、コンクリートとときには石があり、落ち葉もあり、一部苔(こけ)もありと雨上がりでは非常に滑りやすい。
しかし、岩戸川沿いを歩けるので満喫できるコースです。
こんな光景も神秘的ではないでしょうか?
遊歩道にも少し苔、周囲の石はさらに苔が、水溜りとこの幅だと一人通過する幅しかありません。
遠かった岩戸川の音と川に近くなれば、天安河原のゴール付近となりますが、また滑りやすい場所です。
(画像をタップすると拡大します)
この先を曲がると。
到着!大きいです、そして周囲には「石積み」奥には、鳥居もあり時間を遡る光景がどかーん現れ衝撃です。
数えきれないほどの石積みです、壊さないよう慎重に歩きました。
参拝する左側も。
右側も。
そして洞窟「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」内にある鳥居周辺、天安河原宮の周り。
そうなんです!全て石積み!!!どれだけの願いがあるの?と思うくらい無限!
これには少し自然という満喫感は減少した気分です。
石を探そうにも、全てが石積みですから、遠く離れた川沿いで拾う方法しかない。
しかも、どこに石積みすればよいの?スペースが見当たりません。
近づけばここまで石積みされていると驚くばかりです。
結局、参拝はできましたが、石積みは控えました。
今度来たらどうなっているの?と思えるほどの光景は、欲にも見えるし、良くにも見える、ほどほどがよい気持ちにもなり帰ることにしました。
確かに自然からパワーいただきました。
息を吸う、眼で観る、耳で聞く、足で感じる、肌で感じるとアスファルト生活に慣れてしまった生活と比べ、しばらくいるだけで浄化されたような気持ちになります。
持ち物や注意したいこと
1、まず、参拝ができるのか、できないのか?必ず確認する必要があります。
河川の増水時は、参拝できません。
参拝できる、できないの情報は天岩戸神社公式ホームページで確認がとれます。
「天岩戸神社からのお知らせ」欄に「天安河原は参拝が出来るようになりました」と表示されていれば大丈夫です。
又「○月○日真○時現在、河川の水量が多い状態が続いており、まだ天安河原は参拝できません」というお知らせでは難しいという判断になります。
2、雨上がり、雨の日は遊歩道が滑りやすい。
3、足元が苔など川沿いに近くなれば段差もあるので、運動靴で行く。
4、手すりがある場所とない場所がある、柵もロープやチェーンなど様々、お子様の移動には注意が必要。
5、周囲が自然のため、虫よけスプレーを塗布しておくのも有効。
6、日没前には戻りたい。
7、石積みを倒さないよう注意しながら参拝する必要がある。
8、トイレは天岩戸神社ですませてから行動する。
9、道路は歩道からはみださないよう、車に注意して歩く。
10、水分補給も考えておく。
以上が雨の日、雨上がりに観光へ行った気をつけたいことになります。
天安河原の見どころ
見所はまず、天安河原まで到着するまでの岩戸川沿いです。
危険ばかり伝えてきましたが、足をとめて周りを見渡してください。
川の音(せせらぎ?)少しオーバーですが、川と岩と苔と枝葉のコンビが絶妙のバランスです。
そして、石積みです。
そして、洞窟:「正式名称 仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」と天安河原宮で参拝です。
神話ですが、同じ洞窟内にいると、ここで会議していたんだとうなずける気持ちになります。
この3拍子が風情のある表情が見どころだと思います。
御朱印
天岩戸神社へお願いすると「天岩戸神社」「天安河原宮」も御朱印をいただくことができます。
アクセス
天安河原
所在地:〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字天岩戸1073-1(天岩戸神社)
電話番号:0982-74-8239(天岩戸神社)
天安河原関係の問合せは、天岩戸神社社務所へ(午前8時30分~午後5時)
バスの場合
熊本駅からの場合:宮崎交通 特急バスの高千穂号に乗り高千穂バスセンターで下車、路線バス乗り換えて天岩戸神社
高千穂バスセンターからの路線バス情報です。
延岡駅の場合:宮崎交通 路線バス乗車、高千穂バスセンター下車し路線バス乗り換えて天岩戸神社
高千穂バスセンターから車で15分
自動車の場合
福岡・佐賀・長崎方面から
九州道:熊本インターより車移動で約2時間
鹿児島方面から
九州道:御船インターより車約2時間
おわりに
天安河原宮と天安河原をご紹介しました。
天安河原(あまのやすがわら)の見どころは徒歩ルートで車椅子やベビーカー・杖利用では難しいことがわかりました。
係員などいないエリア(ワイルド)への観光です。
気をつけること!自然相手の遊歩道ですから参拝できない場合もあるので、必ず公式ページで確認してください。
御朱印は天岩戸神社西宮でいただけます。
滞在時間は、片道だと15分くらい、参拝する場所ガ狭いのでお帰り際はもう少しかかりそうです。
トイレも周辺にはないので気をつけてください。
軽食・食べ物では、お茶を使ったソフトクリームが地元の茶を使用しております。
観光するなら、天岩戸神社東本宮→天岩戸神社西本宮→天安河原の順に参拝するのがお勧めです。
それぞれの雰囲気が味わえ楽しめます。(私もこの順番で参拝)
喫煙場所は近くにはありません。
四季を通じてまた観光したい場所、一つ増えました。
宮崎県高千穂エリア観光はこちらです。
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