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車が故障した場合、安全な待機方法はあるのか?このまま故障車に乗車していたら事故が起き危険ではないかと考えてみた記事となります。
朝の通勤での出来事でした。
片側二車線道路を走り通常では混雑しない場所が渋滞の場合、事故か故障車?と判断できると思います。
やや下り坂から上り坂にさしかかったやや左カーブの場所で故障車が1台左に寄り停車していました。
こちらがその画像となります。
故障車の手間には三角停止表示板らしきものが確認できますが、よく見ると粉砕しております。
三角停止表示板ですが、一般道路では標示の義務はなく、よほどの事がない限り使わなくてもよいのですがこちらの故障車の運転手さんは、あえて後続車に警告反射板、停止表示器材である三角停止表示板を設置したと思います。
それにも関わらず後続車が故障車が設置した三角停止表示板に間に合わず接触したものだと考えられます。
判断が遅れたということは見通しが悪い、ハンドル操作ミスと考えられます。
あと考えられたのは、故障車なのでハザードランプを点灯させていないことも気づきました。
こちらが故障車の1分間Youtube動画です。
42秒から緩やかな左カーブとなりしばらくすると故障車(白いミニバン)が停車しています。
故障車のリアガラスにはA4サイズの紙に「故障」と書かれていました。
ハザードランプ点灯、ブレーキランプ点灯、ポジションランプ点灯もしている様子がなく故障とわかります。
運転席を通過時にみるとスマートフォンで連絡している様子でした。
バイクで故障車を通過した後、いろいろな考えが思い浮かんだので掲げてみます。
・このまま運転席で待機していてよいのか?
・故障連絡は三角停止表示板を設置後、歩道でもできるのでは?
・緩やかな左カーブなので後続車の判断が遅れれば事故に繋がるのでは?
・表示板も粉砕されているので更に危険度が増すのではないか?
・ハザードランプ、ブレーキランプも点灯していない車なので事故も発生しやすい?
以上なことを考えてしまい、車が故障した場合の安全な待機方法はどうすべきなのか?を調べてみることにしました。
車故障時の安全な待機方法
三角停止表示板の有無
車に三角停止表示板を搭載していないと義務違反(道路交通法)になります。
先ほどもご紹介しましたが、一般道では表示の義務はありませんが、高速道路上では表示の義務があります。
道路交通法第4章の2 高速自動車国道等における自動車の交通方法等の特例 ・第75条の11 故障等の場合の措置に定められています。
高速道路とはこの場合、自動車専用道路も含まれますので気をつけてください。
路側帯に駐車していても、後ろからの巻き込まれ事故が後を絶たないのが現実のようです。
身の安全にもつながるので、おでかけする場合、万が一に備えて三角停止表示板を搭載しておくのがベストだと思います。
違反内容は、故障車両表示義務違反となります、5万円以下の罰金だけで過失罪はありません。
「交通反則通告制度の適用」があり反則金は普通車の場合、6,000円で違反点数は1点となります。
高速道路での車の故障
(JAFクルマの何でも質問箱より引用)
•ハザードランプを点灯させ、路肩に寄せたり、可能な限り広い場所まで自走する。
•同乗者を避難させ、停止表示器材などを車から50m以上後方に置く。
•ガードレールの外側に避難し、非常電話か携帯電話で救援依頼する。
1分20秒のYoutube動画です、理解しやすく参考になります。
尚、高速道路の非常電話は、1kmおきに設置してあることだけは覚えておくのもよいかもしれません。
トンネル内は200m毎に非常電話は設置されています。
非常電話は、道路管制センターに繋がりますし、場所も通知されるのでキロポイントを言わなくても大丈夫です。
高速道路では通行車両に注意しながら車を降りてガードレールの外側など安全な場所へすみやかに移動、避難することが安全対策です、一般道でも故障車に乗車していることは危険だということがわかります。
車が故障した場合の安全な待機方法は、乗車せず安全な所へ避難することです。
三角表示板の位置も気になりました、設置する場合は50m以上のところに置くべき、今回のケースは一般道でゆるい左カーブ、50mまでは必要ないと思いますが、もう少し後方へ表示板を設置しておけば表示板の粉砕を防げたのかもしれません。
三角停止板を設置する距離が粉砕する事故を予防できたのかもしれません。
「#9910」も覚えておいて損はない。
#9110は、道路緊急用ダイヤルです、非常電話が見つからない場合にスマホ、携帯電話から連絡します。
この場合、故障した場所を伝える必要がありますから道路に表示されているキロポストを伝えて下さい。
道路緊急用ダイヤルの#9910は、幹線道路の国道、高速道路でも対応していること。
高速道路だけではない!
道路の舗装の剥がれや陥没、路肩の崩壊、高速道路への人や自転車の侵入など、道路の異状を発見した際の窓口となっています。(2005年12月から)
全国共通で受付24時間対応、通話も無料、固定電話、ドコモ、au、ソフトバンクIP、格安SIM携帯対応しているがIP電話は使用できない。
電波が通じない場所での故障
高速道路では非常電話がありますし、スマートフォンでも連絡手段がつきますが、山間部ではどうなるのか?
「圏外」となります。
山間部で舗装された道路での画像です。
バイクで観光していた時に1000m以下の峠、ここなら電波が届くか試したのです。
アレー!圏外、もしここでトラブルがあったらどうしようという気持ちがゾクッとした瞬間でした。
以降、安全運転に切り替えて峠を無事に乗り越えられました。
実際に遭遇したらどう対処すべきか。
・歩いて連絡(電波受信)できるところまで移動する
・バイクや車が来るまで待つ
・道に迷うことがあるので待つ
・野生動物(野生犬、熊、鹿、猿、猪)と遭遇する可能性があるので待機(夜間なら出歩かないほうがよいかも)
・気温や天候も考える
電波が通じない場所での故障し、車が故障した場合の安全な待機方法
・夜間の場合「まず待つ」
・車に毛布や非常食も備えておく(車中泊)
・日が明けてから行動
家族がいる場合の車でのおでかけも含め、非常食は車に備えておくのがよいと思います。
故障発生した場合、救援の連絡がつけば待つだけでよいと思いますが、圏外を通過する場合もあるはずです、気をつけておきたい故障防ぐ予防法。
・車の事前点検(パンクの有無、空気圧、オイルの量、ガソリン燃料の量)の確認
・圏外表示中は安全運転を心がけて走行する
おわりに
車が故障した場合の安全な待機方法は、車から離れて安全な所へ避難しJAF、ディーラーへ連絡する。
高速道路は非常電話、国道も含めて「#9910」で通報連絡手段もある。
電波が繋がらない場所も日本にはまだ多くあります、繋がるのは当たり前の認識は危険ですからおでかけの際は安全運転と走行前点検をしてからレジャーを楽しんでください。
くれぐれも一般道だから安心して故障車に乗車したまま待つことは控えてください。
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