天岩戸神社西本宮(あまのいわとじんじゃにしほんぐう)【宮崎県】見逃したくないオススメ観光1つ!車椅子やベービーカー・杖使用で参拝できるの?
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天岩戸神社西本宮(あまのいわとじんじゃにしほんぐう)は、天照大神(あまてらすおおかみ)さまが、隠れこもった天岩戸(あまのいわと)の洞窟を御神体としてお祀りしています。
どうして隠れこもったのか?
日本神話や神道の最高位(八百万の神の中で最も身分が高い神)天照大神、弟の須佐之男命(すさのをのみこと)さまが田んぼの畦(あぜ)を壊したり農業用水の破壊、馬の皮を逆剥(さかはぎ:古代における罪名の一種)にしたり、暴れん坊でした。
ひどいいたずらにお怒りになり天照大神さまが天岩戸へ隠れたそうです。
太陽の神さまである天照大神さまがお隠れになったことで、世の中は暗闇になり食べ物育成ができず、病気も多くなり次々と大変なことがおこったそうです。
困った大勢の神々は、天安河原(あまのやすかわら)に集まり相談されました。
様々な儀式が行われましたが、天岩戸(あまのいわと)の洞窟から出られるのは失敗し、最終的に天鈿女命(あめのうずめのみこと)さまが招霊(おがたま)の木の枝を手に持ち、舞をされ、神々が騒ぎ立て結果、天照大神さまが天岩戸の扉を少し開いた時、手を引き出し、出ていただくことができたそうです。
世の中が再び明るく平和な時代になり、弟の須佐之男命さまは反省され出雲國(いずものくに)【島根県】へ行き八俣大蛇(やまたのおろち)退治をされたそうです。
神話に基づき、天岩戸神社を考えてみると。
・隠れこもった天岩戸(あまのいわと)の洞窟を御神体として祀る:西本宮
・天照大神が天岩戸から出られたあと、最初に住まれた場所を祀る:東本宮
・八百万の神々がで神議(相談)された洞窟:天安河原
3箇所このように祀られているので、観光にはオススメの場所になります。
あと、天照大神と聞くと伊勢神宮(三重県)「お伊勢さん」を思い浮かんでしまいます。
どうやら各地の神明神社(しんめいじんじゃ)に祀られているそうです。
神明神社の総本社が伊勢神宮だった、天照大神は皇室の祖神でもある。
天照大神の呼び名も多数あるようです。
天照皇大神0(あまてらすすめおおみかみ)(てんしょうこうたいしん)
天照皇大御神(おまてらすすめおおみかみ)
天照大御神0(あまてらすおおみかみ)
天照は(天を照らす)すなわち太陽で、呼び名も(皇や御、大神)など用いられ尊敬の気持ちをもって呼ぶ表現となっています。
ちなみに天照大神の家族構成は。
父親:伊耶那岐(イザナキ)日本神話の男神
母親:伊耶那女(イザナミ)日本神話の女神
姉0(長女?):天照大神(性別は女性説・男性説もある)太陽神
不明(次男?):月読命(ツクヨミ、ツキヨミ)夜の化身(月神)
弟0(次男?):須佐之男命(すさのをのみこと)海原の神(猛将)
とういうことで、この天岩戸神社西本宮には、天照大神さまと須佐之男命の像があり、隠れこもった天岩戸(あまのいわと)の洞窟、御祭神に天照皇大神(あまてらすすのおおみかみ)さまが祀られており見所はあります。
今回は、天岩戸神社西本宮の観光!是非おすすめしたい観光一つ、通常観光と車椅子・ベビーカー・杖など利用されての観光含めてご紹介したいと思います。
天岩戸神社西本宮の観光見どころ
まず、一番にお勧めしたいのが、御神体「天岩戸(あまのいわと)」を神職の説明を聞きながら参拝できるコースが超オススメとなります。
ただし、観光案内できる時間帯が決められているので、注意しなければなりません。
神職による案内開始時間
午前 | 午後 | ||
1 | 午前9時 | 8 | 午後1時 |
2 | 午前9時30分 | 9 | 午後1時30分 |
3 | 午前10時 | 10 | 午後2時 |
4 | 午前10時30分 | 11 | 午後2時30分 |
5 | 午前11時 | 12 | 午後3時 |
6 | 午前11時30分 | 13 | 午後3時30分 |
7 | 午後12時 | 14 | 午後4時 |
15 | 午後4時30分 |
お昼時間帯を除けば、30分毎に(午前9時~午後4時30分)まで神職による案内を聞けるコース可能です。
このコースもあらかじめ、行動しておくとよい内容は2つあります。
・手水舎で清めておく
・西本宮拝殿で参拝しておく
手水舎の画像です。
手水舎の逆側には、御祭神に関わる碑があります。
こちらが西本宮拝殿です、参拝をしておきます。
案内説明の中に、神職の方がはじめに言われる内容になっているので、大勢の方だと混雑します、集合時間にゆとりがある場合はこの2つはすませて待機しておくと便利でした。
さらに便利な方法は、コース前に社務所で御朱印をお願いしておくこと!
神職の観光案内終わりには、御朱印ができてる情報もあり、さらに時間短縮術です。
地図の位置関係はこちらです。
集合場所から手水舎と西本宮拝殿は近いのがわかると思います。
神職の案内開始です。
・御神木前で招霊(おがたま)の木の説明「天鈿女命(あめのうずめのみこと)さまが招霊(おがたま)の木の枝を手に持ち、舞に使用した木」の説明を受け、その後参拝します。
・参拝後右横に集まり、神職によるお祓いを受けます。
・右の扉を開き、いよいよ遥拝殿へ向かいますが、ここから撮影禁止です。
・コンクリート床でやや斜面、短いくだり、平坦になったところが遥拝殿になります。
・天岩戸の説明があり、どの場所なのか具体的な説明があります、その後参拝します。
・コンクリート床短いのぼり、扉を開くと神楽殿前に集まり、神楽殿や天皇にまつわる説明を受け終了。
コースを体験した感想。
一番見やすい場所から眺めることができる、説明を受けてさらに理解できる。
車椅子や杖の方でも介助者がいれば参加できる。
案内料は無料ですが、最後に神楽殿横にお気持ち箱が設けてあるので、お気持ち代入れる。
時間は20分とありますが、人数が少ない場合かもしれませんが、短縮される。(私の参加した経験)
納得できる神職ガイドコースでした。
気になること。
拡声器を使用していないので、神職の声だけですので、耳の遠い方は聞きづらいかもしれません。
それ以外は、問題なく無料でお祓いあり、撮影禁止ポイントも入室、無料でガイドあり、得した気分(一般ではここまで入ることできない気分)になれることです。
是非、参加してくださいね、私の一押し!。
一般観光
駐車場からの入る場合、一般観光の場合です。
天岩戸神社西本宮の地図では、岩戸川沿い、道路沿いの間にあるので長細い境内の形が特徴です。
赤いマーキング部分が西本宮の境内です。
駐車場から「P」まず、眼にするのは一の鳥居と天照大神さま像です。
右側に像わかります?男性だとばかり思っていた私、女性だとこのとき初めて知りました。
よく見ると少し右側に向いてます、これは想像ですが、その先には弟の須佐之男命(すさのをのみこと)さま像があるので、今でもやんちゃしないのか見守っている感じがします。
そして、須佐之男命(すさのをのみこと)さま像。
地図で確認してみると。
現在地が天照大神像、矢印の先が弟の須佐之男命(すさのをのみこと)像!方向が合致してます。
こんな感じで観光楽しみたいですね。
鳥居の前で会釈(軽く一礼)して進みます、鳥居周辺は玉砂利が敷かれてます。
鳥居をくぐり参道です、右側には舗装された道がありこれならベビーカー・車椅子や杖の方も移動しやすいです。
途中、岩戸川を眺めれる場所も右側にあります。
ここから天岩戸(あまのいわど):天照大神(あまてらすおおかみ)さまが、隠れこもった場所見えるのか?
う~ん、検証してません。
もしかしたら見えるかも?神職の案内ガイドを終えてはじめて天岩戸の場所がわかったので、行く前では向こう側くらいで特定できませんでした。
帰りの際寄ればよかったのですが、気分は天岩戸観れたことで大満足、気づきませんでした。
これから行かれる方は、ここから見えるのか?探すのも観光の一つかもしれません。
少し進むと、左側に授与所・社務所があり、右側には休憩所・待合室、二番目の鳥居があります。
↑が社務所、お守り購入や「御朱印」もここでいただけます、「祈願受付」もこちらです。
↓の左側が待合室、右が休憩所です。
休憩所は喫煙(タバコ)可能です。
ほら!灰皿がちゃんとあります。
奥に見えるのが二の鳥居です、ここも一礼して進みます。
このあたり周辺は、舗装されていません。
二の鳥居をくぐると、左側に手水舎、その先の右側に神門があり天岩戸神社拝殿があります。
二の鳥居過ぎると、手水舎前とその先も舗装された道があります。(今度は左側)
神門です。
こちらをくぐると、拝殿です、皆さん参拝しております。
参拝後は、神門の右横に御神木があるので、招霊(おがたま)の木↓と案内を見ることオススメです。
モクレン科の樹だそうです、実が成る季節に観光でしたら是非、おがたまの形なのか確かめるのも観光ではオススメです。
9月上旬での観光では実がないようです。
拝殿の左側には大きな神楽殿があり、映像を流しております。
神楽を奏する姿がモニターで確認できます。
その右奥に「古代銀杏(こだいいちょう」の樹があるのですが、撮影するの忘れてしまいました。
この銀杏は長野県諏訪と二箇所しかないそうです。
普通の葉や形でなく、特殊な葉と特殊な実をしており、銀杏の実を陛下への献納、献上したこともある珍しい木です。
ここも葉の形、実がつく季節なら特殊なのか観察しての観光おすすめです。
車椅子やベビーカー・杖の観光
一般向けの観光でも、少しご紹介しているように、鳥居(2ヶ所)周辺は砂利が敷かれており、他は片側ですが舗装された部分が多いです。
駐車場からは坂道もなく平坦ですから介助者がいれば問題ないと思います。
気になる部分だけ、ご紹介します。
神門です。
一段段差があります、段差上がり段差下がります。
二の鳥居前・社務所がある辺りは砂利ですが、介助の方で問題なく二の鳥居くぐれます。
では、杖の方が移動されている場面です。
転倒しそうな玉砂利などなく、問題ないように思えます。
このように舗装された部分と未舗装部分が少しありますが、平坦ですので安全だと思われます。
少ない段差はありますが、天岩戸神社西本宮はやさしい神社です。
移動はやさしくてもトイレの問題があります。
一般向けと障がい者向け、バリアフリータイプのトイレ(WC)はどこに?
公衆トイレ(一般)とバリアフリートイレ
2ヶ所トイレあるうち、駐車場に設置してあるのが、バリアフリートイレとなります。
警備員さんの後ろ側に一般公衆トイレと障がい者用トイレが併設されてます。
奥側が一般駐車場です、大型バス駐車場にトイレがある配置ですね。
マークを見ると、赤ちゃんのおむつ交換もできる、多目的トイレです。
では境内にもう一つトイレは、公衆トイレですが一般用だけ男女別です。
場所は下記地図では、⑪手水舎過ぎ、⑥神門を過ぎ、⑦トイレ天安河原へ行くところにあります。
地図で言うと、2ヶ所はこうなります。
赤丸した⑦と駐車場トイレ、⑦が一般向け公衆トイレです。
グレーの道を左に進めば、「天安河原方面」です。
結局、車椅子用のバリアフリートイレは駐車場内に1つだけです。
ご注意ください。
駐車場問題
一番近い一般向け駐車場:約30台くらい?
障がい者用駐車場:2台
ここは非常に激戦区だと思います。
できれば訪れるのは平日にしたほうがよいのでは?と思えます。
他に4つの無料駐車場もあります、詳しくはこちらです。
天岩戸神社東本宮(あまのいわとじんじゃひがしほんぐう)【宮崎県】無料駐車場情報と観光!見所と注意することや車椅子やベービーカー・杖使用で参拝できる?
障がい者用は2台スペースあるので、利用する際は前もって連絡しておくと駐車できると思います。
天岩戸神社:社務所 電話 0982-74-8239(午前8時30分~午後5時)
ご利益
企業安全・商売繁盛・家内安全・病気平癒・身体健康・合格祈願・厄払・自動車祓
申込み方法は、社務所又は授与所になります。
受付時間:午前8時30分~午後4時30分
遠方で来れない場合も祈願して御札やお守りを郵送できるそうです。
休憩時たべもの
意外と多かったのは、お茶を使ったソフトクリームです。
地元のお茶使用しているからでしょうか?
確かに周辺には、たくさんのメニューでソフトクリームが販売されています。
とりあえず、参考程度に!
アクセス
神社名:宗教法人 天岩戸神社
所在地:〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字天岩戸1073-1
電 話: 0982-74-8239
問合せ時間:午前8時30分~午後5時
九州道:熊本インター、または益城熊本空港インターより車約2時間
九州道:松橋インター、または御船インターより車約2時間
おわりに
天岩戸神社西本宮、見逃したくないオススメ観光1つは、神職の観光ガイド(宮司ガイド)でした。
本当にオススメです。
また、車椅子やベービーカー・杖使用で参拝できますね。
駐車場だけが心配になりますが、それ以外は岩戸川のそばですからマイナスイオンや緑も多く眼にもやさしい神社でした。
滞在時間は、ガイドを除けば20分くらいでしょう。
天照大御神がこもった隠れた岩戸も撮影できないのが残念ですが、宮崎県に観光した際は是非肉眼でみてください。
天安河原(あまのやすかわら)までは歩いて15分の場所、私の場合、天岩戸神社東本宮を参拝後、こちら西本宮へ参拝でしたので、賑わう西本宮とひっそり感の東本宮、どちらも雰囲気は楽しめます。
御朱印は西本宮だけです、間違えないようにしてください。
東本宮・西本宮もパワースポットでもあり、癒し空間です。癒されました。
神話から令和にかけても変わらないこの姿、貴重な観光でした。
宮崎県高千穂観光エリアの観光はこちらです。
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